新潟コミティア58 見本誌全レビュー

ここに掲載している感想は、新潟コミティア58(2024.6.9開催 会場:朱鷺メッセ4F 国際会議室)にて提出いただいたすべての見本誌をスタッフが読んで書いたものです。 簡単な感想ではありますが、大切に読ませて頂きました。

【サークル名/タイトル/ジャンル】
・サークル名50音順で掲載しています。
・見本誌提出の際、ご記入頂いたジャンルで掲載しています。

【アートファクトリィ+belne/ロンドンの佳き日2023 日曜日の朝/青年向】
ネコがいっぱい、ネコがいっぱい! 大きいのから小さいのまで、ネコがいっぱい! それだけで幸せな日曜日。世界が幸せじゃないことであふれていたとしても、ネコたちがいて、好きな人たちがいるだけで生きていける、そんな日曜日の一日。
【アートファクトリィ+belne/大魚/青年向】
小説家の九條と編集者の五十嵐を描く「梅の繚り」シリーズ。お互いを唯一無二の同志として認め合っている様子が最高に色っぽくて、心の中でもんどりうってしまいます。猫サンたちと会話して寝ちゃう九條の浮世離れしたあどけなさがいっそ憎らしい。
【RPG商会/星泥棒の十四行詩/ファンタジー】
魔界の住人たちによって「ロミオとジュリエット」を公演するお話。結末を知っているけど細かなストーリーは曖昧で。しっかり文献調べられてて流れが初めてわかりました。
【ipn/ipn oc matome Book vol.001/その他(キャラデザ)】
オリジナルイラストと、その設定がまとめられたフルカラーイラスト集。動物が混じった感じのイラストがとても魅力的です! 動物キャラ自体もとてもお上手でかわいい! ポップな感じの中世的なキャラクターと、イラストの着色が個人的に非常に好みです!
【AVIS/LIBERTE XII/青年向】
本のタイトルはフランス語で「自由」という意味だそうです。自由に描いたということですが、ヨーロッパの国旗モチーフのかわいいイラストから耽美な軍服まで、作者の趣味が出ていて「好き」って感じでした。
【あぶりチーズにゃんこ/泡沫パレドール/青年向】
かわいい女の子のイラスト集。タイトルに毎回スイーツの名前をいれているそうで「パレドール」は「金の円盤」を意味するチョコだそうです。イラスト集のタイトルや装丁ってそういう嗜好(思考?志向?)が入っているのが、いろいろと意味を考えて見れるので楽しくて好きです。
【あぶりチーズにゃんこ/CandyLasyDressy/青年向】
サークルの看板キャラに密着、という趣向で描かれたイラスト集。キャラのコメントがある等、一味違うイラスト集でカメラ目線のキャラが可愛い。大好きなものを描いてる感が伝わってきました。
【Armonia Project/Arumonia 三ヶ瀬編①/青年向】
合唱。学生のときは、授業としてやっていたけれど社会人になると自分から合唱団のようなところに参加しないと合唱でやらなくなるよね。久しぶりにカラオケとかじゃない、合唱で歌いたくなっちゃいました。
【Armonia Project/Arumonia 神室編 -Interlude-~はじまりの風、水面の帆を扇ぐ~/青年向】
合唱でコンクールを目指す!という目標を通して人間関係も変わっていく…。みんなでひとつの事に向かって頑張るっていいよね。青春を思い返させてもらいました。
【いまっちBASE/手づくりの軽キャンカーで47都道府県を旅するマンガ 旅するマンガ屋 いまっちBASE 九州編①~②/旅行記】
自ら改造したキャンピングカーで行く九州あちこち旅行記。全ページフルカラーで読み応えがすごい。ロードムービーみたいなミッションが発生したり、おいしいご飯のために通り過ぎた街に戻ったり、自由で楽しそう! 旅のご飯が超うまそう!! 車の旅ってすごいですね。
【iroiro shop/ポジティブにも程が~るず!/ギャグ】
テンポよくボケの畳みかけが小気味よくて何回か読み返してしまいました。ポジティブに輪をかけたポジティブ、取り巻くガールズの詳細も気になるけど、大変なことの多いこの世の中、ポジティブすぎるくらいポジティブでもいいのかもしれないです。
【うさぎのしっぽ/幻想遊影 イラスト集/ファンタジー】
タイトルでもある「幻想遊影」という漫画のキャラクターたちのイラスト集のようです。とても魅力的なキャラクターたちなので、早くストーリーで会いたいなぁと思いました。動き始めたらわちゃわちゃして大変そうだけどきっと面白いと思うので楽しみです。
【うにたま/ショタ博士の開発日誌(仮)1~4/ギャグ】
イケメンでお金持ちだけどモテないキモ社長が超天才少年博士にメイドロボを作らせる話。だけど、ふたりは3巻までメイドロボは起動していないと思い込んでメイドロボの前でコント(?)を繰り広げます。そして何故か4巻でキモ社長に惚れちゃうメイドロボ。ショタ博士だわメイドロボだわでフェチが詰まっている気がするシリーズです。
【うにたま/過去原集めてみました/ギャグ】
「おねれい」「お嬢様とメイド」「異世界転生ビジネス」の短編3本が掲載されたコピー誌。どれもかわいい絵柄で面白いのでコピー誌百円はもったいないようなお得なような。デリカシーのない隣のお姉さんはいいですね。
【AI少女アイ/AI少女アイ7 アイのお友だち/SF】
未来から来たAIの少女のシリーズ。AI少女がお友だちを作りに学校に行ったり人間以外と心通わせたりするお話で、シンクロ相手がそれか!と楽しく読みました。
【SSS+/エス―楽園創造―/百合・GL】
「神の花嫁」である無垢な修道女セナと、孤高の罪女ニゲラ、修道院で暮らす「花の修道女」たちの愛憎を描く骨太な物語。女の子同士の思慕やあこがれ、嫉妬、自己犠牲など、女性だけの世界で繰り広げられる人間関係のダイナミクスが物語を先へ推し進めていきます。品のよい会話や挙動で百合心を満たしつつ、戦闘シーンではアクションやえぐい描写も楽しめる、欲張りな本でした。
【SSS+/T.B.I -時間遡行捜査官-/SF】
大切な人を守る為に過去へ行き、あった出来事を変えていく。現在を変えるというのは大変なことで、少しでも間違ったら大切な人がいなくなる。緊迫感の中にも大切な人を守りたいというのが伝わってくる。
【奥羽天極/猫の国/歴史】
猫の話と思いきや、江戸末期の庄内藩のお話でした。異国との接触とその向こうを見据え、ことが起きるずっと前から行動した人々のドラマ。歴史好きなので面白かった。本間家という縦軸がかっこいい!
【おりおんぱんち/ラブラブオグリンフォーエバー/青年向】
100日目のお話から日付が逆光していく物語。0日目のお話を読んだ時「え?あれ?もしかして?」とどんどん疑問に思っていたことが確信に変わって、ストーリーがめちゃめちゃ練られていたことがわかります。語り部である主人公の百日目の悲しい思い出から一転、ラストはハッピーエンド! これまた「やられた!」と思うこと間違い無し。本当にオススメの一冊です。
【開志漫研+創作連合/キューブ5/学漫】
「自由」をテーマとした漫画10編。絵の好みに関わらず、それぞれ個性的でオチが面白くてよかった。「自由落下的拘束後自由」と「破壊衝動。」が読後感が良く好みでした。
【かきたま/呪い屋とJK/少女向】
「呪い屋」などと恐ろしい文字とは裏腹なかわいい絵柄のラブコメ作品です。この作品の裏テーマが「呪い屋さんのラッキースケベ」ということで、ホントにかわいいラッキースケベがまさに少女漫画でニコニコしちゃいました。
【かぶ☆けん/「Sunny children」シリーズ7~8巻/ファンタジー】
「Sunny children」シリーズ。提出された見本誌で7・8巻のみ拝見したため、最初の方のストーリーなどはあらすじでしか分からないのですが、各巻ともに厚さがあり、読み応えのあるファンタジー漫画です。個人的に情報屋の少年がよいキャラでとても好き。
【CANCER.O2/インコのゲーム/動物】
飼っているインコと飼い主の日常話。かまって欲しいしぐさや怒ってる時のしぐさなど、うちの子かわいい!というのが伝わってきます。時には不安な出来事などもあるよという内容。
【CANCER.O2/Grown up Kikuko/少年向】
「17×2+α」なベテランアイドルシリーズ。政治がらみで炎上したり、同期のアイドルに好きな人がばれたり、好きなスポンサーさんに好きと言えないジレンマも。とにかく可愛いベテランアイドルです!!
【CANCER.O2/SISTER MAGAZINE/少年向】
妹という存在は、可愛い。可愛い!! ひたすら妹の可愛さを訴えた本でした。なんで妹ってあんなに可愛いんでしょうか。
【CANCER.O2/Kikuko Unlimited/少年向】
「17×2+α」なベテランアイドルシリーズ。スポンサーさんに恋していてるのがマネージャーの姉にばれたり、後輩アイドルの配信に巻き込まれたりな愛されベテランアイドル!?
【CANCER.O2/姉様は義弟を幸せにするためにループする/少女向】
学園恋愛ゲームの中で主人公が義弟を幸せにするために頑張るラブコメ。そうかーそうきたかーと言いながら楽しく読みました。思いがけないトゥルーエンド、なるほどでした~!
【CANCER.O2/tmtm/少年向】
「17×2+α」なベテランアイドルシリーズ。前回マネージャーの姉に好き人がばれてから、姉に色々いじられて落ち着かない日々を送るベテランアイドル。おまけの「男女逆バージョン」もあって盛り沢山。
【CANCER.O2/悪役令嬢のお母様 娘を救うため同級生になる/少女向】
回帰したとき、娘(悪役令嬢)が不幸になる未来を知り、アンチエイジングして娘の学校へ通い、不幸を回避するため、奮闘するお母様。しかし、王子が違う方向性でヒロインを認識してしまい…。そして社交も忘れないお母様。たくまし過ぎる。
【キュリオシティ/作り手達の純正/評論】
西洋占星術12星座を四大元素により考察した本。まずは自分の星座を確認してみる。十二分の一の星座、四分の一の元素。自分が当てはまっていることを確認。他の星座も確認するがやはり自分の星座が一番近い。四大元素も一番当てはまる。不思議です。
【きりきりだんす/サークルきりきりだんす総集編 maimaimaimaimind Lside/百合・GL】
サークル設立5年分の百合漫画をまとめた総集編上巻。厚く読み応えのある総集編です。
【きりきりだんす/となりの番長さん/百合・GL】
元ヤン同士が上司・部下になり、過去の因縁もあり張り合うんだけどいつの間にか仲良くなっていて…という百合漫画。赤城が毎晩白倉のことを夢に見る理由が最後に判明する…が酒のせいでそれを覚えていないオチも含めて、とてもテンポ良いかわいい百合漫画でした。
【銀世界/新潟県内クラフトビール擬人化Vol.4/情報】
クラフトビール達が色々なビアイベントの特徴や食べ物、楽しみ方を紹介してくれていて、分かりやすく読みやすかった。新潟県内のブルワリーMAPもあって気になるところに行ってみようと思えたし、意外と新潟県ってあるんだなと思った。
【銀世界/恋慕多くしてインドア山に登る3/JUNE・BL】
お互いに相手を好きだ…と思ってた二人が登山を通じて、気持ちが通じ合うまでを描いたBL漫画。スッキリした絵でお話がとても読み進めやすいです。ヒュッテ内でカーテンを閉めて、互いに思いを伝いあう描写がとても良いです…ときめきました。好きです。
【Quantum Editer/ゲームオーバードールズ/青年向】
治安の悪い無法地帯のトップ争い、水に沈む街、登場人物が殺し合うリアルデスゲームの3作を収録したSF風味の短編集。各話のタイトルがかっこいい。後味はブラックだけど、世紀末のディストピア感を楽しみました。
【Quantum Editer/よりぬきくるぶしさんのさらによりぬき/エッセイ】
エッセイ2編。「少女」という概念に付加されるイメージの考察は、視点がたくさん出てきて興味深かった。骨折闘病記はとても大変そうで、読みながら自然と眉間にしわが…。どうぞお大事に!
【Quantum Editer/ぼくらにはミステリがたりない。-北斗大学推理研究会事件簿-/青年向】
事件の謎は解けるのに、常識的なところが何かと残念なスレンダー女子の先輩と、人の好い新入生の男子大学生の出会いと再会と推理の物語。二人のかみ合わない会話や構内の描写のちょっとした隙間に謎解きのヒントが隠されています。大学生の学園コージーミステリといった趣が楽しかった。
【Quantum Editer/「絵からあふれだす世界」作品集/写真】
展示会作品の図録ということで、展示されていた絵を写真に収めた一冊。作者名と作品タイトルが加えられて展示会に行った人には記念になる一冊になると思いました。ご挨拶(?)にも書かれていますが、影などの映り込みがあるのがやはり少し残念だなと思いました。
【Quantum Editer/公園通りの懐かない猫/青年向】
刑事が主人公の推理小説。1作目に猫が登場するのが良かった。ミステリーという理詰めが必要なお話を書くのはすごいと思った。最後まで楽しく読めた。
【くだん書房出張所/くだんちゃんEncyclopedia/少女向】
この作品集は、くだんちゃんを存分に楽しめる一冊です。作者のくだんちゃんへの愛情が随所に感じられ、読むたびに心が温まります。日常の中で見せるくだんちゃんの様々な表情やエピソードに触れ、ほっこりとした気持ちになれました。くだんちゃんファンにはたまらない、愛に満ちた作品集です。
【くだん書房出張所/人魚の女の子/少年向】
THE SEIJI(青空みどり)さんが30年前に発表した作品の復刻。意に沿わない田舎暮らしで怒ってばかりの理恵と、彼女と仲良くなりたいちえみの、のどかでちょっとチクッとするやりとりがあけすけで面白い。すっきりとした線で描かれるツリ目の女の子、昭和の風景、そしてうっすら絡む人魚伝説など、ノスタルジックでSF(少し不思議)な作品でした。
【クロタネソウ。/アザミの森 らくがきぼん2/ファンタジー】
アザミの森シリーズの本編以外で描かれたイラストなどをまとめたミニ本。表紙の白インクを活かしたイラストがかわいい。
【クロタネソウ。/アザミの森 1~5/ファンタジー】
森に棲む魔女アザミと、無邪気な少女クコと二人をとりまく人たちのお話。アザミとクコの対比として描かれてるであろう、クコの母リラと魔女セリナの関係性や過去のお話など気になる点が盛りだくさんなので、続く巻で描かれていくのか楽しみです。フルカラー印刷を活かして、モノクロで漫画を描きつつ要所をカラーで魅せるファンタジー感あふれる描写がとても魅力的。
【クロタネソウ。/アザミの森 設定資料集/ファンタジー】
アザミの森シリーズの登場人物や設定などをまとめた設定本。本編と合わせて読むことで、物語への没入感が高まります。
【黒虎保存会(自作自炎)/これで一言/その他(大喜利)】
描いたイラストに対して、作者が大喜利形式で一言添えたイラスト集(になるのかな?)。提出された見本誌はサンプル数枚でしたので、ぜひ全ページ拝見したいな…と思いました。
【黒乃堂/よもすがら/JUNE・BL】
訳アリで兄弟になる二人。訳アリが気になって、気になって。続きも読みたいのですが、兼続の学生時代も読んでみたいです。
【激ジョー!歯科検診/夢にお茶漬け/ギャグ】
ラフな絵柄にかなりシュールな内容でどうしようかとドキドキしましたが、夢で見たお話だったんですね…よかった。3作目のお医者さん編はなんかリアルで怖かったです。
【幻想商店 梅屋/越後酔いどれ紀行/エッセイ】
作者の、日本酒に対するイメージを変えた一杯に出会った体験を描いたエッセイ漫画。アシスタントとして描かれている団吉くんもいい感じです。日本酒は種類が多いので、個人的な好みやおすすめの銘柄、味レポ(辛口・甘口など)も拝見してみたいです!
【幻想商店 梅屋/明星と彼岸花/ファンタジー】
この番外編は、独立した一編として十分に楽しめる内容でした。魍魎狩りの義兄弟が出会った虐げられた少女の心を浄化し、優しい世界へ送り出す物語が描かれています。段蔵が自身の過去と決別する姿も描かれており、物語全体に優しさが感じられる作品です。心温まる結末が印象的で、読後感もとても良かったです。
【工房しのわずりぃ/維新派と旅をした/旅行記】
私にもいや私だけではなく誰しも追いかけたい人や何かは有るはず。そしてそこから行ったことのないところへ行くきっかけが出来る。推しを追いかけ旅をする。私もいろいろなところへ旅をしたな~、と自分の旅も思い起こさせていただきました。
【工房しのわずりぃ/ギョギョっと深海魚 2~5匹目/情報】
深海生物を求めて、作者が行った水族館やその周辺地域の観光などをまとめたレポート漫画。国内の地方いろいろな水族館へ行かれていて、参考になります。
【工房しのわずりぃ/ライブラリー・シンドローム1995-1999/ギャグ】
この作品は、「図書館問題研究会大阪支部報」に連載されていた4コマ漫画の総集編第3巻です。図書館のカウンター内での仕事が、時代背景を取り入れながらコミカルに描かれており、図書館の業務が分かりやすく伝わります。読むと図書館に行くのが楽しみになること間違いなしの、親しみやすい作品です
【工房しのわずりぃ/ライブラリー・シンドローム2000-2005/ギャグ】
「図書館問題研究会大阪支部報」に連載されていた4コマ漫画の総集編完結巻です。携帯電話やパソコン通信、業務電子化といった大きな環境変化の中での苦戦がコミカルに描かれています。当時は大変だった業務の変化も、振り返ると懐かしい思い出となり、優しい気持ちにさせてくれる作品です。
【工房しのわずりぃ/オープンデータLINEスタンプへの長い道/情報】
LINEスタンプを作ったことがある人ならば、その面倒臭さはわかるハズ! ましてやオープンデータでなんて!! 理由のわからぬリジュエクトの嵐に思わず共感してしまいました。
【503号室/サーモンラン2/青年向】
絵柄とキャラクターの個性が強くて「どんな話なんだろう」と思っていたら、なんだかサスペンス(?)の香りが。大阪弁の話し言葉が絵柄に合っててリズムよくて読みやすかったです。
【5610102/考えるひとびと03/エッセイ】
社会や日常のことに関する創作エッセイとのこと。作者が日々思ったことがコマ漫画でまとめられています。ピリ辛めな作品もあったりしてドキリとしたり共感したり。読みごたえがあります。
【COCOA-ism/少し大きな小さき命の本/少女向】
三頭身のちびキャラが1ページ毎に26人も出てきます。A6判の小さな本に表情も色彩も豊かな一冊。かわいいです。
【COCOA-ism/100colorchallenge vol.3/少女向】
インクの色をイメージしたキャラクターが生み出されているんだけど、それにしても前作から合わせて300キャラってすごいです!
【ごまなんごん/超宇宙兄機アニヴァーサル 先行試作版/少年向】
戦闘シーンから始まる緊迫感溢れる漫画。冒頭の掴みは大切ですよね! 兄妹モノというのも興味深いし、嫌々叫ぶ必殺技もおもしろいです。ロボットものってロボのデザインが大変そうなのにすごいなと感心するばかりです。
【ごまなんごん/怪力乱神/少年向】
時系列が前後するので、初めは続き物かと思ってしまいました。あとがきにも書かれている作者の人が一番描きたかった「マッチョがお姫様だっこしながら暴れる」が一番最初にきているのでしょうか。そういう「描きたいもの」がはっきりした作品は好みです。最後のオチもかわいらしかったです。
【最南端望遠鏡/Leaded Horoscopes/ファンタジー】
12星座をモチーフとしたファンタジーのフルカラー設定集。武器を持っている設定が多く、戦記物?のようだった。クールな感じのイラストで、本編を読んでみたいと思いました。
【戯言遊戯/触媒としての宝石/ファンタジー】
宝石イラストと魔法の触媒として用いた際の効果効能の説明が書かれた蛇腹状の豆本を、カラーレースのリボンで巻いて留める装丁がとても可愛くて、好きな人にはたまらない感じだと思います。皮っぽい色味の表紙とレースリボンの色味の組み合わせもよりファンタジー感が強くて、よいです…!
【戯言遊戯/晶洞に棲むもの/ファンタジー】
この物語は、魔法使いと彼に創られた人形の心温まる交流を描いています。描写は簡潔ながらも、二人の関係性や部屋の雰囲気が鮮やかに伝わり、まるで自分もその場にいるかのような感覚を覚えます。少ない言葉でここまで深い情感を伝える技術に感動しました。二人の絆がとても素敵で心に残りました。
【35Kcal/どろーいん/少女向】
レトロで耽美で少々毒の効いたイラスト集。少ないページ数ながら、シャープペン(!)から生み出される、美しい異形の少女や少年と植物、そして不思議な動物たちのイラストがとても印象的でした。
【35Kcal/イラスト集 1/少女向】
不思議な少女のイラスト集。上目遣いでこちらをうかがう少女には何か見透かされているような気持ちになります。小さな色紙に描いたイラストをまとめたものと書かれていたので、きっと色紙のほうが見応えがあるのだと思いました。
【30mm/サブローグランドコック WEB再録1/青年向】
かつて愛読した怪盗物語の続きを読むために自身も怪盗となった、オタクな佐野君、ダンディなシオさんの物語。二人のキャラが面白く&かっこよくて引き込まれます。…が、どこかほの暗い香りも漂ってきて続きが気になります!
【30mm/今宵は迷彩の街/青年向】
小説「怪盗パーレン」の大ファンな主人公は行方知れずになっている「怪盗パーレン」の原稿を集め、本を発行してもらい、ゆくゆくはアニメ化・2.5次元・コラボカフェなど、世のヲタクと同じことをしたい為に働きながら怪盗している。設定が面白くて、読後感は怪盗ものなのにほっこりしました。
【SANTABUNNY/SANTABUNNY ILLUSTRATION 2022/ファンタジー】
「シンプルに人物を描いてみました」との言葉どおり、シンプルな線と色味で描かれたイラストですが、バランスがとても良くて、良かったです。シンプルでかわいいのは逆に難しそう。
【SANTABUNNY/LIFE/ファンタジー】
日々の暮らしの中で目にする光景を、色鮮やかに描いたイラスト集。親しみやすい絵柄で、人物や動物がとってもかわいいです。部屋に飾りたい。
【Sisikaba/Sisikaba comic 001/その他(雑多)】
ふっと話しかけてきそうな少女たちが描かれたカラーイラストは優し気な雰囲気なのに、白黒はっきりした画風の漫画はちょっと怖いお話。描きたいことや描くための引き出しがいっぱいある方だなーと思いました。
【Sisikaba/Sisikaba comic 002/その他(雑多)】
カラーイラスト4枚と漫画2編。漫画「トリップ・ドロップ」は主人公アキラが父の発明品を使って好きな女子に接近するお話で、素朴な絵柄とコミカルな物語がよかった。イラストも好き。
【新生怪獣研究会BMS(ビームズ)/次元超竜ディメンドラ① VSガルベスト〈前編〉/少年向】
虹ノ橋万代・八千代兄弟が住む朱鷺愛町を謎の怪獣デモンドラが襲う! 謎の防衛組織DⅢの防衛システムは破壊され、戦鳥機ニッポニアも撃墜される中、突如現れたもう一体の謎の怪獣ディメンドラは、朱鷺愛町を守るべくデモンドラと戦うのだった…。怪獣の描写が緻密でかっこいい! 怪獣愛と地元愛とパロディ精神にあふれた戦隊ヒーロー漫画、新潟県民(市民?)なら二倍楽しめそうです!
【スタジオプリケwith揚芋衆/揚芋集/青年向】
新潟県阿賀北が舞台…とPR説明にありましたが、地元民としては同県民に向けて「新発田が舞台の小説集」と紹介したいです。風景が思い浮かぶ描写や、目に耳にしたことがある食べ物など、県民として非常に感情移入できました。
【スタジオプリケwith揚芋衆/北海道アンソロジー「ポッケ」2020 からあげビール号/青年向】
タイトルに北海道、と入っていますが、北海道のザンギだけでなく、長野の山賊焼きなどの「唐揚げ」エッセイも掲載されているアンソロジー。読んでるだけで口が唐揚げの口になりましたので、今夜は唐揚げにします!!(可能ならビールもつける!!!)
【スタジオプリケwith揚芋衆/北海道アンソロジー「ポッケ」2021 鮨と地酒号/青年向】
「お寿司」と「お酒」がテーマのアンソロジー。読んでいるだけで口がお寿司の口になりました!! 掲載されている作品が、小説も漫画もエッセイもみんな描写がお上手で…個人的にいくらがとても…食べたくなりました。
【墨なす屋/SUMINASUYA OFFICIAL FAN BOOK Vol.1鵺/ファンタジー】
鵺さんのオリジナルイラスト集。服装や造形に作者の拘りを感じられたし、とてもかわいかったです。様々な形態がありましたが、個人的にはヒト型獣人の姿がとてもかわいいなと思いました。既刊シリーズも読んでみたくなりました。
【せいぞワールド/野田せいぞVS主人公/少年向】
実写作者と主人公が戦うという新しい作品。異世界転生物語かと思ったら怒涛の展開。展開の予想ができないので1ページずつめくるのがとても楽しかったです。作者の独特な世界観と構成がマッチしていたので、読み応えのある作品でした。
【せいぞワールド/TENSEIZO~BOSS RASH~/少年向】
今作は実写主人公とボスのボスラッシュ。どう攻略していくのかと思ったらまたも斜め上の攻略法を見せてくれる本作。オムニバス形式で展開されていくが、一貫して作者の狡さは変わらない。チート系というかなんでもありで面白かったです。
【せせらぎの森/花とまぼろし/少女向】
自然と少女が描かれていて、楽しい気持ちとちょっと怖い気持ちの間をふわふわしました。あとがきによるとアナログ(水彩?)で描かれたようで、軽めの着色や筆致がきれい。個人的に「のびるのびる」がかわいくて一番好きです。
【0123号室/四十七大戦+/少年向】
都道府県擬人化。「商業連載していた「四十七大戦」を前身にして、テーマやストーリーは全く別物にしている」とのこと。各都道府県のPR会議中に存在していない県が一人いると気づく「鳥取さん」。皆は48都道府県というが「鳥取さん」の記憶は47。48のうち、一県が排除されるまで続く戦いが始まった。読んでいる自分が追い詰められている錯覚をおこします。解きたいのに解けないもどかしさも感じます。
【千秋小梅うめしゃち支店/東の果ての映画祭 3日目・夜/青年向】
作品の中では4日間の出来事。でももっと長い時間に感じる作品。難しいテーマに取り組まれていて、もう一度お話しの最初からキチンと読ませて頂きます。
【草原と君と。/限りなく澄んだ空から落ちてきて/百合・GL】
推しを愛する事で、自分自身を変えていく努力が出来る主人公。自分を曲げてまで無理をしない、ある意味で強い人だな。と尊敬(感心?)しながら一気に読み進めました。
【ニードルレーベル(大女優委託)/とげとげ食堂/ギャグ】
食をテーマにした合同誌で、個性的な作品ばかりなのに不思議にまとまりがありました。「悪魔のレシピ」が淡々としていて面白かったです。
【大女優/オコノミヤキ/ギャグ】
オコノミヤキなるものを食べたいという女王様のために日本人コックが腕と長広舌をふるう話。コックの心の闇?深い。考えすぎる前に食べたいものを食べよう…と思った。
【talatta!talatta!/PoeticHeart/少女向】
うさみみっ子とうさぎの可愛いフルカラーイラスト集。うさみみっ子の様々な衣装が可愛い。イラストのタイトルと添えてある言葉が、イラストにデザインとして入れてあるのが面白かった。
【小さな本屋の寝床/Planet Log/SF】
宇宙船のパイロット試験から始まる今作は、宇宙ステーションや星間航行といったガチなワードが出てくる宇宙SF。頭も度胸もいい新人パイロットが傭兵集団と組んで宇宙海賊を倒したり、宇宙宅配をしたりの冒険譚!かと思いきや、大物宇宙海賊との因縁も絡んできて、先の展開ががぜん楽しみになってきました!
【小さな本屋の寝床/カラーパレットセレクション02/その他(現代)】
「色をテーマにした」とあらすじにあるように、日常のちょっとした出来事と色が印象的に結びついた小説短編集。一人称の文体はエッセイのように読みやすく、読後感もさわやか。花見の景色で、桜のピンク色のバリエーションを語る描写が鮮やかでした。
【チームマーガレット/貴族令嬢は続かない/ファンタジー】
絵柄も可愛くておもしろそう!と読み進めていたらいいところで急に「ご愛読ありがとうございました」って終わってしまって「ええええ!!!」となりました(苦笑)。冒頭にも見本誌シールにもちゃんと「ブン投げENDの漫画です」って書かれていました。続きの読みたい2作なので続編お待ちしています!
【推理同人・睦月社(中越古書発掘会委託)/探偵春秋 第四号/エッセイ】
前書きによると「ミステリーを軸に様々なアソビを掘り下げてゆこう」というエッセイと小説。エッセイは競馬、お酒等、知らないジャンルについて色々読めて面白かった。小説もしっかり読めてよかった。
【推理同人・睦月社(中越古書発掘会委託)/探偵春秋 第五号/エッセイ】
読切小説はカレーを絡めた探偵もので、子供の頃に読んだ少年探偵団ものを思い出した。競馬、お酒、ゲーム、お祭り等を題材にしたエッセイは読みやすく、「屋台のかき氷」は地元のお祭りを思い出して懐かしい気持ちになった。
【中越古書発掘会/傘岡ショートショート集 幻日/その他(幻想怪奇)】
「奇譚」のスピンオフ的なショートショートが掲載された一冊。傘岡という街が本当にあるのだと思って読み進めてました。どこまでが現実でどこからが幻想なのか。どれが真実でどこが演出なのか。このサークルには手玉にとられているような気がしてしまいます。
【中越古書発掘会/奇譚/その他(幻想怪奇)】
古びた藁半紙のような紙に印刷されて綴り紐でまとめられた古めかしい(演出をされた?)古式ゆかしい「同人誌」。奥付は1968年9月17日初版発行となっていて、冊子からは黒糖のような茶色い甘い香りが漂う。「昔の冊子?」と思わされるまえがきも含めて全てが幻想への演出という、ある意味凝った同人誌。いろいろと心に残ります。
【チューリップ庵/小品集 ささやく旅鞄/百合・GL】
泉希と紗月のお話が、短くも少しづつ進んでいくところが逆にリアリティを感じた。二人でいれば幸せ。素敵でした。
【チューリップ庵/雲の上ようちえん/ファンタジー】
会社や学校に行きたくない時ってあるよね。自分で自覚している以上にストレスがかかっていたりとか。良い意味での優しい世界になるといいなと思わせてくれた作品でした。
【月色工房/animal&sweets/少年向】
左ページに動物をモチーフにしたスィーツがあって、右ページにそのスィーツの擬人化(?)みたいな女の子が描かれていて、コメントや説明などの文章は何もない潔いイラスト集。淡い色彩で食べ物を美味しそうに描いているのはすごいなと思いました。
【ツギハギ協奏曲/ー手から、手へー/ファンタジー】
迫害された異能の者の物語。コピー誌ですが途中のページが効果的にカラーになっていて素敵な構成です。物語もハッピーエンドでよかった。
【ツギハギ協奏曲/万里の彼方1/ファンタジー】
高校生の男の子が異世界に飛ばされて封印された刀を解き放ち魔獣と戦うオリエンタルファンタジー。140ページもあるお話でしたがぐんぐん引き込まれて読み終えました。第1巻ということでまだまだ続きそうで、楽しみです。
【でんでんむしむし/My God is the Sun/青年向】
短いお話ですが、病気を宣告された歌手が歌い続けようとするところに圧倒されました。強い気持ちを持ち続けるのは難しく、挑むだけで尊いと思いました。
【でんでんむしむし/蟻地獄/百合・GL】
お嬢様を重めに愛する幼馴染の話。幼馴染が報われているのかいないのか、ちょっと可哀そうになった。前のお話も読みたくなった。
【でんでんむしむし/異世界マルチ/ギャグ】
異世界召喚とマルチ商法をかけ合わせた画期的な作品。仕事に疲弊しマルチ商法にはめられた若いOLが、異世界で苦戦する魔族の姫に召喚され、そこで「なんにでも効く」ミネラルを渡したら、という漫画。4コマ構成でサクサク進むギャグコメディを読んでたら、ちょっととんでもないところに着地させられた感あり。マルチ怖い。
【峠の我が家/あなたに捧ぐアリア/百合・GL】
魔力を込めて唄う「魔唱」で癒しを与えたり魔物を退けたりすることができる世界。「魔唱」の学校でおこる行方不明事件の真相は?幼馴染のアリアとクラヴィアがお互いを想い合う気持ちがステキでした。
【DOMO/―NOGG― タマゴ/ファンタジー】
剣と魔法とモンスターの世界の、ある日の日常の漫画。主人公が凄腕剣士なのにふんわりキャラ?でかわいかった。彼らの活躍話があるならそれも読んでみたい。
【鳥籠中毒幻葬症候群/リンゴのショーケース/その他(哲学かも)】
黒い小箱に入ったフェイクフルーツのミニ林檎にまず目を惹かれる、インパクトある一冊。ミニ林檎に豆本が付属していて、林檎をテーマとした小説が書かれています。小説の装丁も黒い箱の底に添えられた説明も凝られていて、トータルで作者のこだわりが感じられる本です。
【Don’t say Good-bye/異形『怪』道中/その他(怪奇・ホラー)】
投稿サイトに掲載していたものに加筆修正をして紙版にされたとの事。3人の関係性や、小気味よく進むストーリーとやり取りがとても良かったです。(私は紙が好き…)
【Don’t say Good-bye/リンネルは『森』の中(準備号)/その他(サスペンス・ホラー)】
タイトルだけで「なんかありそう…」と興味を惹かれ、最初の2ページで「うわっ、何起こってるの、これ!」となりました。第1章では男子小学生のリンネルと豊の交流がメインに描かれますが、短いながらも微かに立ち上ってくるホラーの雰囲気が期待感を高め…てきて怖いので、先を早く読みたいです。
【STOWAWAYS(Don’t say Good-bye委託)/せんせいとぼくと世界の涯/ファンタジー】
4ページ刻みの展開でわかりづらいところもありますが、読み進むうちに不思議な高揚を感じました。負の感情が溜まりすぎると死ぬ人間、剣の形をした負の感情を集めて利用する魔法使い、正か負かに関わらず感情を昇華してしまう聖人など、「感情」を象徴的に描くことで客観視できる不思議な作品でした。といっても堅苦しくはなく、基本コメディ。タロットのようなキャラクターの造形がステキです。
【knight444/~半獣人~ Caliban/JUNE・BL】
シェイクスピアの戯曲『テンペスト』に登場する「島の怪物」キャリバンの考察から始まり、同作の印象的なセリフの引用と西洋の半獣人のイラスト、そして、中国の漢詩や故事、東洋的な半獣人のイラストと続きます。装丁も含め、独特な感性と美意識を感じました。
【ナディエの中庭/フリル多し恋せよ女装男子/JUNE・BL】
単純にフリルが大好きな女装男子のお話かと思いきや、BLだった~! 二人のこれからも読みたいです!
【ナディエの中庭/束の間の日々に/青年向】
鏡の中の白髪だったり、固まってしまった台所の塩だったり、お母さんが持たせてくれたお惣菜、ファミレスでの停電、そんな日常の中の何気ない一コマを切り取った作品群。作者のナディエさんの「そこにある物と人」を見る目とその絵にあたたかさを感じます。どんどん上手くなっているので次の短編も楽しみです。
【なまりんち/正義の狭間/ファンタジー】
正義漢の強い正人くんがめちゃかわいくて良い子。でも、なくした記憶の真実がかわいそうで、繰り返す悲劇も。神様の作った世界で新しい友人とまっすぐに生きていくんだよーと応援したくなりました。
【にゃん太屋敷308号室/ニイガタビヨリのしおり 1次編/旅行記】
新潟旅行に想いをはせて描いたメモ、オリジナルキャラ(女の子)を集めた一冊。寺泊と柏崎と米山登山が中心。たまにでる”米山第二隧道”というフレーズにときめいてネット検索した隧道好きがいます、ここに。
【にゃん太屋敷308号室/HAPPY SUNDAY MORNING/百合・GL】
コーヒーが大好きな女の子が好きなコーヒーが苦手な女の子のお話。大好きな人のためなら苦手なもの嫌いなものも克服できる(する)。ピュアです!
【NRD/BLUE VIOLET SILVER SKY/少女向】
高校へ入学した少年が、天文部の女子生徒に出会うお話。物語の導入部のようなショートストーリーなので、ときめく恋愛ものになるなのか?ラブコメになるのか?それともほかの展開か!? ぜひ、この先のお話が読んでみたいです。
【NRD/MOMENT/青年向】
プロバスケットボール選手の主人公がある試合に臨む姿を書いた短編小説。シリーズもののスピンオフ的なお話なのでしょうか。主人公の気持ちと周囲の人々が淡々としていて、皆いいやつだなぁ…と思いました。
【「猫と土偶」文庫/バッテンガール/青年向】
表紙からも冒頭の数ページからも「ハンドボールに打ち込む少女のスポ根小説」かと思ったら全然違った。中盤の「言葉ってすごい。全然別のことを言ってるのに、ちゃんと気持ちが伝わる」という一文がとても好きだなと思いました。最後の主人公・瑠依の手紙で泣いてしまった。
【「猫と土偶」文庫/ムービングモス/青年向】
感情表現部分が行ったり来たりする感じが主人公たちの行ったり来たりする気持ちと合わさって、少しわかりづらいなと感じたことも「思春期ってわかりづらいよな」と思ってしまったりしました。ガンバレ!青少年!
【「猫と土偶」文庫/Laid-Black SF 20世紀SFトリビュート/SF】
20人の作家が影響を受けた作品に寄せて書いた小説やエッセイ。オマージュされた作品が、児童文学や歴史小説など幅広くて面白かった。オマージュ作品を全部読んでから改めてこの本を読むとより楽しめるかも。
【「猫と土偶」文庫/新潟SFアンソロジー2024/SF】
能登半島地震を受けて企画された、人と自然との関わりがテーマのSF作品集。SFらしい不思議がプラスされた「これから」のお話だと感じました。前書きの「ここで生きていくぞ」の言葉が心に残ります。巻頭巻末のイラストも素敵でした。
【not_404/かわいい隣人/少女向】
新潟の街並みにマッチするふわふわな魔法少女イラスト集でした。様々な属性の女の子たちが躍動しているところに作者の拘りを感じました。自分自身、イラストのメイキングをあまり見たことがなかったのですが、あとがきに纏めてありびっくりしました。
【ノンキな絵物語/旅立ちの虹/SF】
人の心の声が聞こえる不思議なアプリ「テレパッシー」と、3人の女性をそれぞれ主人公とした連作短編小説。それぞれ独立しているお話が最終的に絡み合って、前向きな気持ちを与えてくれるよい読後感でした。
【ノンキな絵物語/世界の終わりに君と目玉焼き丼/SF】
あと1時間で世界が終わる。そんな現実感のない日曜の朝を、普段通りに過ごそうとする「僕」。世界の終わりという「非日常」と、主人公が普段過ごしているであろう「日常」の描き方がよかったです。私もご飯は鍋炊きして余分に炊いたものを冷凍するので、主人公に勝手に親近感を抱きました(笑)。そんなよくあるであろう身近な日常描写が好きです。読後感もよい短編SFでした。
【Bicolor/い~っぱい出してね/アダルト(18禁)】
商業誌で描かれた成人向作品を同人誌としてまとめた一冊。小さめ女子とのラブいちゃえっちが描かれています。女の子の蕩けた顔がかわいくて良いです。
【Bicolor/初めての精子が大好きなサキュバスの晩ごはん/アダルト(18禁)】
サキュバスのおねえさんと初めての精通する男の子のおねショタ成人向漫画。フルカラーで描かれているのですが、カラーの発色がとてもきれいで、それだけでより一層艶っぽく見えます!
【Bicolor/お嬢様と社畜さん/アダルト(18禁)】
会社員×社長令嬢の成人向漫画。ちょっと生意気目なお嬢様が、好きな人とのえっちで蕩けていく様がかわいいです。
【Bicolor/お嬢様と社畜さん2/アダルト(18禁)】
会社員×社長令嬢の成人向漫画、シリーズ2冊目。メイド服を着たお嬢様とのらぶいちゃえっちが描かれています。お嬢様の感じて蕩けている顔がとても色っぽいです。お嬢様が素直になれるまで、シリーズが続くのかな…?!と思いました。
【Bicolor/メイドの霧奈は坊ちゃまに尽くしたい/アダルト(18禁)】
没落青年と青年に使えるメイドさんのボロアパート和室ラブいちゃ成人向漫画。胸大き目坊ちゃま大好きメイドさんの包容力がたまりません。
【pineapple nap/Summer vacation/ファンタジー】
表紙の特殊紙がなみなみ模様で海の波っぽさが出ている「サマーバケーション」というイラスト集。淡い色使いかと思ったら濃い色使いもあって、個人的にはジャングルの緑が印象に残りました。
【はこざき書房&北の発車標から/酒蔵プロデュース~全国酒蔵キッチン訪問記~/情報】
酒蔵に併設されたグルメスポット=酒蔵キッチンを訪問した旅の記録本。新潟からは豊栄の「LAGOON BREWERY」が紹介されています。紹介されている酒蔵は何処も明るい雰囲気の気軽に入れそうなお店ばかり。昔ながらの酒蔵のイメージしかないお酒自粛中な私にはカルチャーショックでした。
【Pastime Cafe/アオハルタイム/少女向】
この作品は、文芸部の三人が過ごす何気ない日常を描いています。平野くんが、先生からの「青春だったね」という言葉を心に留め、最後のコマでその言葉を実践しようとする姿が印象的です。誰もが懐かしく思う青春の時代を思い出させてくれる、心温まるエピソードです。穏やかな時間の中に、共感を呼ぶ優しい物語が詰まっています。
【Pastime Cafe/ペリーじゃなくてさ/少女向】
この作品は、異能を持つ兄妹の日常が描かれており、妹が書いた小説を中心に話が展開します。兄が前回のタイムトラベルで持ち帰ったお土産に、妹がいちゃもんをつけるというエピソードが本のタイトルに繋がっています。二人の凄い能力とは裏腹に、ほのぼのとした日常会話が繰り広げられ、心温まる一冊となっています。
【B.W.Factory/JuneBlue-6月の憂鬱-/少女向】
同級生の男の子と女の子、それぞれの兄と姉が結婚することに。でも男の子は女の子のお姉さんのことが、女の子は男の子のお兄さんのことが好きで…。ふたり同時に失恋しちゃう悲しいお話なのにかわいいお話になるのは作者のお人柄のような気がします。
【東のこよみ/約束のオペレッタ/ファンタジー】
ひとつの「約束」に巻き込まれるお姫様のお話。王国でおこる反乱に達観してしまっている王様(父親)。お姫様は強くならなきゃですね。猫とカエルの部下が可愛い!
【東のこよみ/巡りゆく者たちの変奏曲/ファンタジー】
「これまで発行した本から、お気に入りを集めた再録本。人間と悪魔の交流をテーマにした作品」とのこと。いろんな状況の人に寄り添う(?)いろんな悪魔。ふんわりと優しく、切ない話や温かいお話でした。悪魔の名前と特徴の説明もあって面白かった。
【ひのとや/Piece of ACE/情報】
男性アセクシャルの方の体験談漫画。はじめて聞く言葉ばかりで頭が追い付かない。自認することで少しは楽になれるのか。よけいに悩むのか。難しい…
【ひのとや/ごはんはひとりでゆっくりたべたい/エッセイ】
会食恐怖症について描かれた本。「食べることは生きること」食べる(生きる)ことを自らが拒否してしまうのはどのくらい辛いことか。美味しく食事できる人=信頼できる人、良かった!
【秘密結社メビウスループ/ー・マイ・ベイビー/青年向】
便利屋で働く馨と純の過去エピソードと、同居している日常のあれこれを描いた短編集。若い二人の刹那的な青春が詰まっていて、読んでいて甘酸っぱい気持ちになりました。もしかして、二人を描いた本編的なものがあったりしますか?
【びりおんみくろん/同人エルフ⑥/ファンタジー】
異世界転移した青年が転移先の異世界でエルフたちと同人活動をするシリーズの第6巻。古いアナログ原稿を総集編として印刷するため、原稿を再生するアナログ技に関心しました。ある意味職人技ですよね。同人あるあるを描きつつ、その中で寿命の異なるエルフたちとのやりとりを交えた描写が毎巻面白いです。個人的にケージとエリスの関係が気になります!!
【TAMIC(びりおんみくろん委託)/令和五年度 第16回少女検定/その他(合同誌)】
「眼鏡少女」をテーマにしたイラストが中心のアンソロジー。「少女検定」とタイトルにあったので、どんな作品なんだろう?と思って手に取ったのですが、アンソロジーテーマへの参加者個人個人の愛と私見が入ったアンソロジーでした。こだわりが見えてよいです。
【ヒロタ/蝿女の恐怖/青年向】
顔にハエが群れるのが見える少女×顔がハエの男子のお話。ハエの描き込みがすごい。クライマックスでのハエにたかられる描写にすごい嫌悪感を感じました。ぞわぞわきた。そう感じさせる描写とストーリー展開がすごい。それでいて、最後によいボーイミーツガールだったな…?って少し思わせる絵と展開がすごい。
【ヒロタ/Fictional Memories/青年向】
独特な雰囲気のある不思議な漫画をまとめた短編集。描きおろし漫画の二転三転する展開がオチの1ページも含めてとても面白いです。
【ヒロタ/蛾/青年向】
見る人によってはホラー感もあるフルカラー漫画。独特な雰囲気があります。出てくる虫の描写の細かさが、いろんなアングルからカラーで描かれていることを含めてすごい。虫が得意でない人にはホラーかもしれませんが、作風がハマる人は大好きな漫画になるだろうな…と思いました。
【FETUS/人ならざるモノ達~総集編~/ファンタジー】
擬人化イラスト総集編。世界観があり、キャラクターはもちろん、衣装も素敵で引き込まれる。何度でも見たくなります。
【FETUS/纏2~matome2~/ファンタジー】
A4フルカラーイラスト集。お仕事絵有。異形のモノなど独特な世界観とカラーリング。A4サイズなので迫力があります。
【FETUS/Puella/ファンタジー】
擬人化女の子イラスト集。テーマが少し怖いけどゴシックで独特な色遣いがステキな一冊。
【Planet★Blues/「自販機グルメの旅」シリーズ/情報】
日本全国津々浦々のドライブインなどに設置されているレトロ自販機をまとめたシリーズ。「ちょこっと自販機グルメの旅」には新潟のポピーとよさかと公楽園が掲載されています。どちらも女性ひとりで入るには勇気がいる佇まい。中の様子が写真付きで紹介されているので少しだけ敷居が低くなりました。
【BeardCrest&喆屋/艶陽の御奉美/JUNE・BL】
森の洋館に住む初老の紳士と、使用人のマッチョな双子が繰り広げるめくるめく夜の本。角としっぽを持つ双子は牛の獣人種。春の発情期になると我慢できずに主を求めるのですが、主の方も欲望に応じるワケがあるようで…。筋肉とエロがいっぱいのBLでした。
【BeardCrest&喆屋/Love to hide/JUNE・BL】
ひげマッチョのおっさんと細マッチョの若者の年の差両想いリバBL。若者のビミョーな片思いから告白~プロポーズ~受け入れまで、いちゃいちゃしながら話が進んでいく様子にニヤニヤします。おっさんの包容力が肝かなー。二人の狩り姿が何気にかっこよかった!
【BeardCrest&喆屋/ぷち喫茶/JUNE・BL】
腐男子メガネ君と筋肉マッチョ消防士が初々しくいちゃいちゃしているBLコメディの番外編。本編ではどこまででき上っているのか気になるところながら、この一冊だけでも楽しく読めました。
【BeardCrest&喆屋/Eid-月の誓約-/ファンタジー】
自主制作ゲームのプロローグ~を小説化した無料配布本とのこと。記憶を失って森で目覚めた勝気なお嬢さんと、不思議な世界で彼女が遭遇する個性的な男性たち。男性9人がそれぞれのエピソードとともに出そろい、さあこれから!というところで第一夜終了。先が気になります!
【へにゃらぽっちぽー/へへへへ/ファンタジー】
やさしい文章でキャラクターの冒険?を描く、ファンタジー小説シリーズ。読切短編集で、一筋縄ではいかない戴冠式と帝国の話(皇帝頑張れ!)、ふとしたことから盛大な混沌になっていく「オーケストラ」が好き。リラックスしたい時にお薦めします。
【ほしのゆりか/ほろばしゃ3/青年向】
登場人物が増えてきているようで、人物相関図を見ながら読み進めました。タイトルの「ほろばしゃ」にはどんな意味があるのかなって深読みしてしまいます。良いことも悪いことも意味があることもないことも飲み込んで日常が進んでいく感じ。楽しい日々が続きますように。
【ほしのゆりか/そら/青年向】
ほしのゆりか、りーるーの二人誌。ホロコーストを題材にした作品。考えさせられる物語で読後、切なく苦しく心にくるものがある。
【藍色劇場(ほしのゆりか委託)/デビューから25年経ったら初担当が迎えに来るってホントですか?/青年向】
前作「お姫様の呪いを解くには漫画を描き続けるしかないってホントですか?」に続く、漫画家こきあいりんさんが、自身の初担当だった野田さんに25年ぶりに再会した話を描いたエッセイ漫画。読みやすくてスルスル読めてしまう漫画でした。
【藍色劇場(ほしのゆりか委託)/でも雨ってキライじゃないのよね/青年向】
この作品は、創作活動を通じて同じ分野の仲間たちとの交流を描いています。その交流の中で、作者が自分自身の気持ちを見つめ直し、整理していく様子が感じられます。自分の思いを丁寧に整理し、優しく読者に伝えてくれる心温まる作品でした。創作のプロセスが、自己発見と成長に繋がることを実感させられました。
【WhitePlanter/今日の一枚 2023年 Vol.2~Vol.3/青年向】
作者が一日一枚描いてSNSなどに投稿しているフルカラーイラストのまとめ本。背景まで描かれた、しっかりしたクオリティーのフルカラーイラストを毎日投稿されていることにまず驚きです。作画にかかった時間メモも添えてあって、イラストを描く人の参考にもなるのでは。少しセクシャルな感じも、こだわりが感じられて良いです。
【マタタビMIX/レトロ乙女の手紙箱/少女向】
この作品は、大正時代に女性たちが憧れたコミュニケーションツールである手紙に焦点を当てています。手のひらサイズの本で、レトロなインク色が選択されており、当時の雰囲気に浸ることができます。当時の世界をリアルに感じさせてくれる魅力的な作品です。
【マタタビMIX/古建築のある街/情報】
松本城や松本城付近の古い建築物が紹介されていました。去年ずっと行きたいと思っていた松本城に行けて満足していた私。この本を持って改めて松本に行きたいと思った一冊です。
【松箱(暦の擬人化)/こよみごのみ総集編一/ファンタジー】
暦擬人化。大晦日前日に現代人が暦を顧みることが激減したため暦日達が仕事を忘れ「時の歯車」が止まってしまうことから大晦日が日巡りを命じられ、記憶喪失の元旦と共に暦日の刻印集めが始まる。現代バトルアクション。日にち、祝日の意味などを学びながら楽しく読める5話収録の総集編。
【松箱(暦の擬人化)/星学手簡/情報】
国立天文台監修同人誌というすごい帯が付いていて、改暦の事とかそもそも旧暦のこともよく理解していなかったので、改めて普段何気なく使っている暦の事を知ることができた気がします。
【松箱(暦の擬人化)/暦擬人化4コマWEB再録/情報】
擬人化された暦キャラクターのやり取りが設定も含め可愛く、ワイワイしている感じが楽しかったです。
【松箱(暦の擬人化)/こよみごのみ 第4話/ファンタジー】
暦擬人化総集編の続き。記憶喪失の元日と違え、日巡りを一人ですると時守に伝える大晦日。そんな中、初夢が現れ…。世話焼き、尻ぬぐいな大晦日が不憫で、ポヤポヤな記憶喪失元旦も魅力です。物語の奥に何かがある片鱗も見せつつ続く!!って、気になります!!
【松箱(暦の擬人化)/暦と年中行事のキャラデザ/情報】
暦と年中行事の擬人化本。日本の行事だけかと思いきや、洋式(と言って良いのか? )の行事もいて…。自分の誕生日と同じ暦さんがいたのでちょっと感情移入しちゃいました。
【まどぎわ天体観測/しるしのつけ方/JUNE・BL】
付き合ってるとか好きとか全然それ以前のBL。男子中学生のエロトークみたいな「キスマークのつけかた」からちょっと意識が始まる甘酸っぱいお話。絵柄と表情が物語に合ってて可愛いです。
【まるちぷるCAFE/電子マンガ自主配信のはじめかた2022年/情報】
電子漫画の配信のことがまったくわからない私でも、なかせさんならきっとわかりやすく説明してくれているだろうと期待して手に取った一冊。期待通りの内容でした。
【まるちぷるCAFE/Kindleからリジェクトされた件/情報】
タイトルに惹かれて手にした一冊です。なんで~、と思いながらページを進めていくと状況などわかりやすく、Kindleで配信する注意点がわかった気がします。
【まるちぷるCAFE/人道爆弾ができる頃/SF】
便利なものは得てして使い方を変えれば兵器になる。歴史は繰り返すし、これからもそう。破壊するかどうかは置いておいて、兵器は兵器、人道とついていても兵器は兵器。直近起きた諍いのことも考えると、デジタル社会になっても起きうるんだなぁと、考えさせられた作品でした。
【まるちぷるCAFE/選挙はなにがなんでも行くべきか?/評論】
選挙に行くということを否定しているのか? と思いながら読み始めたのですが、理論的に説明されていてとても勉強になりました。
【まるちぷるCAFE/うさみみロール1/少女向】
伸縮自在、そして食べることが可能なうさみみ。出逢いから尊重してくれる素敵な旦那さんとの生活。独特な空気感だけどほのぼのする空気をまとった物語。ちょっと不思議な夫婦だけど、読んでいるとほっこりする作品でした。
【まるちぷるCAFE/漫画の先生 ep8./青年向】
漫画を描きながら漫画表現を教える漫画家のお話・第8話、今回の主題は「ネーム」。言うは易く行うは難しなのでしょうね…。板書された●●シーンが楽しかった! 巻末の考察も面白く読みました。
【まるちぷるCAFE/ミカゲはミカゲの背後霊/ファンタジー】
この物語は、主人公が死後に自分の背後霊となり、様々な並行世界での自分自身の人生を見守るという設定が斬新です。時間を超えて異なる人生を観察することで、一見短くても一人一人の人生がどれほど貴重でかけがえのないものであるかを改めて感じさせられました。深い視点で人生を考えさせられる作品です。
【道草パレット/TRAVEL TO Europe~ヨーロッパ再録集 vol.1~/旅行記】
留学からの3か月にも及ぶ旅行。海外にほとんど行ったことの無い私はまずその期間にビックリしながら読み進めました。地図や観光地の案内だけではない情報誌と言ってもよいような内容でした。
【道草パレット/中欧旅行記―はじめてのヨーロッパ―/旅行記】
行程、地図、史跡だけにとどまらない持っていったカバンの大きさ、中身、服装まで描かれている。本当にこの地に旅に行くとしたら絶対参考にする!と思いました。
【道草パレット/北欧旅行記―デンマーク・ノルウェーの旅―/旅行記】
国の説明や通貨などの説明もついていて、景色や行程などの説明も詳しく描かれている。旅行記という観光ガイドを読ませていただいた感じでした。
【道草パレット/アムステルダム散策録/旅行記】
旅行された行程がすべて描かれていると思われる内容で、実際に自分が行っている気分にさせていただきました。
【道草パレット/サークルスペースの使い方/情報】
90センチ×45センチを最大限利用して効率よく陳列をしていく。きっちり配置できた時の気持ちよさ。設営についての図説は大変役立ちます。
【無国籍大使館/ウィーン・パリ旅行記/旅行記】
オールカラーの写真+漫画の旅行記。冬コミ後にそのまま訪欧は大丈夫…? でも旅の目的を全部クリアしていてさすが! ウィーンもパリも観るところたくさんで爆発しそう!
【無国籍大使館/モロッコへ行こうか/旅行記】
モロッコ一人旅の旅行記漫画。素肌に模様を描く「ヘナ」が気になって画像検索。ステキな模様がいっぱい。海外旅行は思わぬトラブルや予定通りにいかないこともあるけれど、ポジティブに変換して楽しむ作者さんがステキです!
【無国籍大使館/雨降ってスペイン晴れてポルトガル―ジブラルタルを渡って―/旅行記】
スペイン・ポルトガル一人旅の旅行記漫画。作者さんの描く食べ物がどれも美味しそう! メスキータがモノクロ写真なのにどれも素晴らしい! キュン死しそうになるのわかります!
【無国籍大使館/旅と星空/写真】
エジプトの砂漠や日本の離島で撮影された星空フォト本。南十字星が日本から見られることにびっくり。満点の星空は童心にかえりますよね。両手を大きく空に伸ばしたくなりますもん。
【むしゃぶる/補修が必要な僕ら 総集編/アダルト(18禁)】
学生同士のいちゃラブ成人向漫画。「鈍感め男子(女子が好き)×頭いいけど彼が好きすぎてよわよわメロメロになってしまう女子」の組み合わせいいですね…。総集編なので、身体も心も含めた関係が進んでいく様を見られるのも良きです。女の子のからだが柔らかそうなのもいいです。
【むしゃぶる/好きになったらダメ、なのに 人妻の幼馴染/アダルト(18禁)】
島で働く湊の元に、東京で結婚した幼馴染のカヤが帰ってくる。人妻となった幼馴染と関係を持ってしまう湊だが…という成人向漫画。行為部分もそうですが、それ以外の「絵」づくりがとても美しく、とても印象的で儚さと純愛を感じました。最後の仕掛けも同人誌という「紙媒体」ならではの仕掛けだな…と感嘆。終始とても美しく、印象的なお話でした。好きです。
【むしゃぶる/好きになったらダメ、なのに わたしの家に転がり込んだ住所不定無職 ポチ/アダルト(18禁)】
マッチングアプリで「ポチ」と名乗る男性と関係を持ち、同棲を始める香子。本名も知らない彼を好きになったら苦労する…と思う一方で関係を重ねポチに惹かれていく香子だが…という成人向漫画。擬音多めの行為描写がとても艶っぽいです。ダメなんだけど惹かれていった結果が最終的にそうなったか~~という。最後のヒロインの笑顔が幸せそうでなによりです。
【やまこ屋/ふたりのおもいでアルバム/百合・GL】
なかよし おねえさんたちシリーズのイラストをまとめたフルカラー本。おねえさん二人の絵でも、ナツコさん・マコさん単体の絵でも、ストーリーを感じさせるイラストが魅力的です。
【やまこ屋/なかよし おねえさんたち その1~7/百合・GL】
ナツコさんとマコさん、二人のおねえさん達の笑いと涙のラブラブな二人暮らしをまとめたフルカラー4コマ。作数がとても多くて、読みごたえと同時におねえさん達の生活の積み重ねを感じました。
【やまこ屋/なかよし おねえさんたち 前夜1/百合・GL】
なかよし おねえさんたちシリーズ、「マコさんとナツコさんのおもいで」に続く、二人が共に暮らすまでを描くお話。こちらもシリアス感が増した漫画形式で展開されていくので、本編との対比で緊張感があります。マコさんが辛そうなので、早くナツコさんと出会って幸せな生活を送ってほしい。
【やまこ屋/よるも なかよし おねえさんたち2/アダルト(18禁)】
なかよし おねえさんたちシリーズのナツさんとマコさん、二人の「よるの暮らし」を描いた作品。作風のせいか、生々しさより「二人の繋がり」を感じます。
【やまこ屋/マコさんと仲間たち/百合・GL】
なかよし おねえさんたちシリーズ、マコさんがナツコさんに出会う前、マコさんと友人たちのお話を描いた作品。本編を先に拝読してから番外編を読んだため、本編のマコさんが本当に幸せそうでよかったなあ…という感想がまず出てきます。荒れているマコさんを見るのが辛い。早くナツコさんと出会って幸せになってほしい。
【やまこ屋/マコさんとナツコさんのおもいで/百合・GL】
なかよし おねえさんたちシリーズのナツさんとマコさん、それぞれの過去の恋愛のお話。本編がほのぼの4コマで展開しているので、それと異なる、シリアスめな漫画展開に少し緊張しながら読み進めました。本編がほのぼのラブラブな甘さがあるため、過去編の苦みとシリアスさが引き立つ感じです。構成がお上手…!
【やまこ屋/お料理苦手!マコさんの独りごはん/百合・GL】
なかよし おねえさんたちシリーズ、お料理苦手なマコさんのかんたんレシピを描いた作品。野菜不足はトマトジュースで補うよ、の言葉に深く頷き、とても共感しました。
【やまこ屋/キュウちゃんぐ/動物】
作者宅の飼い猫、キュウちゃんの4コマ漫画やイラスト、写真をまとめた本。キュウちゃんの口回りの模様が口ひげっぽく見えてキュートです。
【山猫BOX/天才美少女魔法薬師の助手メトルファン#1~2/ファンタジー】
魔法薬師ミオと助手のメトルファンの4コマ漫画。魔女っ娘帽子もケモミミ可愛い! しっぽの枕が気持ちよさそう。2頭身デフォルメキャラ大好きです。
【山猫BOX/あいた~ん 1~4まとめ/百合・GL】
田舎へ引っ越してきた都会の女の子と地元の女の子のお話。田舎の電車は乗り遅れると大変だよね…。秋田県北秋田市が舞台になっていて建物や場所が紹介されているので一緒に楽しめてよいです。
【UMIN’S CLUB/左目に宿る恋/ファンタジー】
CWS参加作品との事で、CWSを受けられたネームも一緒についていました。内容は変わっていないのに読みやすさが変わっていてビックリ。読み切り短編と帯に描かれていたが続きが読みたいと思った。
【UMIN’S CLUB/ビスケット・プラネット/SF】
学校の課題を作るためにジャンク屋へ行った主人公。ジャンク屋でもらった「ヘッド」をネコ(?)型ロボットに組み立ててみたら過去のデータが消えない?! その不思議なロボットに「ビスケット」と名付け…。これから始まる二人(?)の生活が気になります。
【UMIN’S CLUB/ビスケット・プラネット2/SF】
少年とネコ(?)型ロボットの物語2。学校に課題の提出で「ビスケット」を連れていったら、教授に再提出を言い渡され、さらに「ビスケット」を譲ってくれと言われて断る主人公。「ビスケット」の謎、教授も一癖も二癖もありそうで続きが楽しみです。
【ペンテコステ組合(UMIN’S CLUB委託)/Pentecoste Season work 13/ファンタジー合同誌。】
漫画が3作掲載されていて、どれも読後感が涼やかだった。モヤモヤは貯めない。ため息はつこう。
【ペンテコステ組合(UMIN’S CLUB委託)/Natural History of Wonder VII/ファンタジー】
「世の中の変なものを網羅するゆるーい博物誌」とのことで、コザクラインコの観察漫画がとってもかわいかった。絵が細やかできれい。イラストに添えられたコメントも面白かったです。
【UMIN’S CLUB/氷雨/JUNE・BL】
普通に静かに生きていたいのに…。二人が楽しく会話しているところがいい。どうぞこの先も二人が静かに暮らしていけますように。
【UMIN’S CLUB/聖域/JUNE・BL】
「人魚」である漣と「人間」で「番」の朔の物語。3作品収録。まだ序章みたいなので、出会いや「番」になった後など、早く読んでみたいです。
【49HEAVEN/ワンダーパラレルギャラクシー#01/SF】
自作キャラクターたち(宇宙人)をカラフルに描いたイラスト集。キャラの設定や関係性も書き添えられているが、無機質な線やグラデーションの組み合わせが綺麗で、絵として見ていて楽しかった。
【ライスアライズ/ご主人様は百合を御所望です!/百合・GL】
登場人物がほぼ妄想を持っているのが素敵! 唯一マトモな思考回路の執事もやっぱり百合だったのかーと思わせといてのオチにまんまとハマりました。久々に「このオチさいこー」と思った漫画です。
【燐灯舎/道草画報 臨時版(後編)/その他】
遠野物語をモチーフにした民話を児童クラブの子供たちが劇をするお話。後編完結 コピー誌なのに70ページ以上あって読みごたえがありました。この先製本印刷をされる予定もありとのことです。
【露堂堂/WE ROCK!/少年向】
今回初参加で時間が足りなかったのか、作品の一部がネーム状態でしたが、決めシーン等は迫力がありました。ふとしたことから楽器を始め開花していく主人公、完成作品で見たいです。できればよろしくお願いします。
【ロリータだいすき/Lolita/少女向】
ピンクとレースとリボンとフリフリとふわふわな、かわいい女の子(男の子も?)たちのオールカラーイラスト集。複数の描き手が生み出す様々なテイストの美少女たちには、お花とハートとお菓子がとてもお似合いでした。