新潟コミティア56 見本誌全レビュー

ここに掲載している感想は、新潟コミティア56(2023.7.2開催 会場:新潟市産業振興センター)にて提出いただいたすべての見本誌をスタッフが読んで書いたものです。 簡単な感想ではありますが、大切に読ませて頂きました。

※【タイトル/サークル名】・サークル名50音順で掲載しています。

【霊獣篝火譚〈一〉/RA-STUDIO】
「霊獣」が住まう島国を舞台にした和風ファンタジー。繊細な絵柄が美しくて、アクションシーンも格好よくて魅力的です。謎めいたキャラクターは何者なのか、続きを読みたいです。
【エクストラジョーカーの手紙/RPG商会】
 里帰りしたらホラーハウスっぽくなっていた館で、少しずつ手掛かりを探し、友人たちと一緒に祖母を探す主人公が可愛い。小道具や細かい設定が恰好よくて素敵です。
【まおろぐTOTONOU/RPG商会】
 魔王様たちが増えすぎた本の整理や片づけを迫られる等、身につまされる話で、キャラの前向きさ&かわいらしさに、ああ、自分もやらなきゃな…と思わせられました。残月くん我が家に来てほしいです。
【メカマカ/RPG商会】
 ファンタジーだけどSFなメカっぽいお話で、キャラが可愛いです。システムの話をしていて動力が魔晶石とは(笑)。二色印刷の綺麗なミニ本で、色のバランスや混色がきれいだと思いました。
【青い鳥はコミティアにいたってホントですか?/藍色劇場(ほしのゆりか委託)】
 プロとして行き詰まりを感じた漫画家のこきあいりん氏が、コミティアとのかかわりを描くエッセイまとめ本。イベントって、やっぱりいいですねー(しみじみ)。
【筆と童と時の橋/青空TOP】
 キャラクターはもちろん、背景や小物の細部まで丁寧に描かれていて、冒頭から夏の空気を感じました。書道教室に通う元気な男の子と、彼と仲良くなりたい“友だち”の話。かわいくて、続きが読みたくなります。
【トーマ トーマと丸たち/青と赤】
 9歳になった主人公の男の子が異世界の魔法学校に通うお話で、主人公と友達2人や、先生や世話役のキャラクターがかわいらしい。アクションシーンもあって、読んでて楽しかったです。
【デミクロームカクテル 1~3/アッパーキャンディ】
 SF作品の設定資料集。汚染され取り残された惑星の世界観とその場所で改造人間として生きていく少女の物語。作品に期待です!サイバーパンク&女子。タコ扮装のお姉さん、作業服上半身脱ぎの女の子がかわいくて、好みでした。
【墓庭 ハカバ/アッパーキャンディ】
 文章やイラストによる設定集。冒頭に小説のような文章が入っているなど、変わった作りで思わず読み込んでしまった。オカルト風の設定で魅力的なイラストだったので、本編も読んでみたい。
【なくさないように/なくてしてもいいように/アッパーキャンディ】
 作者自身を描かれているのかな。ストーリーがないぶん、自分も友達も携帯も目の前のケーキも同じ執着度具合で淡々と描かれているのが面白いなぁと思いました。
【リフレクト/アッパーキャンディ】
 イラストの色数が少なく、人物の視線が印象的でした。何を見て何を考えているのか、本人もいずれ忘れてしまうようなことが、その時の人物を形作っているのかなと思いました。
【どうすれば私の人生ってみたされますか?/アッパーキャンディ】
 推しのゲームキャラ・清楚系JKあまみをなでるためだけに生きている派遣社員のお姉さん…切ない。けど、ちょっと気持ちわかる…。
【ツリシノブ/ANAGURU!!】
 幕末期、組紐問屋のおかみさん。ある日、夫や子供たちにちょっと切ない対応をされてしまって、「こんなに家族を大事にしているのに、みんな私のことどう思ってるの!!」と悲しくなっちゃうのですが…。しっとりした時代物かと思いきや、からっと気持ちのいいお話でした。旦那さん、いい男ですね。
【ナイショの部屋/ANAGURU!!】
 主人公の千里ちゃんの表情がくるくる変わって可愛いらしかったです。ナイショの部屋の構造がよくわからなかったのが残念でしたが逆に細かな設定がとてもリアルに感じれました。「どういうこと? も一回話して」と言いたくなるほど、お話に引き込まれました。
【名古屋ミニ合同誌 学園&SF/ANAGURU!!】
 マンガカルチャースクールの合同誌、学園とSFがテーマの短編集。表紙やイラスト、テイストが違う7話がうまく一冊にまとめられていて、楽しく読めました。
【渇き→潤い/iroiroshop】
タイトルをイメージしたカラーイラストを収めた小さな画集。果物や野菜と、一人の人物。描かれた人物が生き生きとしていていいなぁと思いました。夏を感じました。
【ほんとうか?ほんとうなのか??本当にお前地球人なのか???/淫乱ブルドーザー】
母艦に帰還できなくなった中型戦闘母艦で戦闘以外に仕事がなく、年上女子乗組員に襲われてしまう男性乗組員のお話。成人向け。最後の6ページが鉛筆下書きのままなのが残念です。
【KSHH1/内側通行】
 「ツイッターに投稿した百合漫画をまとめた本」。一本一本は短めな分、登場人物やシチュエーションはバリエーション豊富。そして、どこを開いてもキュンとする百合にあふれてました!
【AI少女アイ 6 001危機一髪/AI少女アイ】
 未来から来たAI少女のシリーズものの一作。今回は社長の持込案件を、AI少女とプログラマーが体を張って解決するお話で、サクサク読めて楽しかったです。坂本くん、できる人なんですねぇ。
【Re;recording 4719/N.S.G.】
 47才×19才BLかぽーの4コマ漫画再録集。環境も仕事も考え方も全然違うけど、つかず離れずでのほほんイチャイチャしてますねー。かわいい。
【ちゅるりらるったらうどんどどん/N.S.G.】
 一良47才と江戸19才BLかぽーのうどんにまつわるあれやこれや。おまいらもうけっこんしちまえー!
【落星/奥羽天極】
 江戸末期・庄内藩の豪商一族を描くシリーズの一作でしょうか。前作などを拝見していないのですが、当時の商人の話はまったく知らないので興味深く読みました。大店を背負うお子様方は色々大変だったんですね…。
【公園遊具vol.10 多摩川住宅/屋上パンダ】
 夜の公園遊具は静かで不気味でおかしみもあって、なんだか超古代文明の遺跡のよう。日常の中の非日常を感じる写真集。
【洋菓子小話 ショートケーキ/折畳式会社witch-craft.】
 見た目はショートケーキ。どこに本があるのか探してしまったのですが、底にちゃんと蓋(底だから蓋とは言わない?)があって豆本が格納されてました。ケーキと豆本、どちらもクオリティが高い!
【洋菓子小話 チョコレートケーキ/折畳式会社witch-craft.】
 チョコレートケーキの中に豆本が格納されてます。豆本にはチョコやチョコレートケーキについての事が書いてあり、ケーキを見ながらの雑学は楽しかったです。
【洋菓子小話 シュークリーム/折畳式会社witch-craft.】
 シュークリームやクリームについての豆本がシュークリームの中に格納されていて、豆本を読みながら外側のシュークリームが食べたくてしょうがなくなりました。
【タベルムジーク/音食紀行】
 ヘンデルからバルトークまで、クラッシックの作曲家15人の紹介と、彼らが食べていた料理およびレシピを掲載した評論本。彼らの音楽を聴きながら、がんばって作ってみたいです。(バルトークの豆煮込み、とか!)
【音食紀行総集編vol.V 美術/音食紀行】
 レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ブリューゲルなど、ルネッサンスからバロックにかけての画家が実際に食べていた(だろう)料理や、絵画に描かれた料理を丹念に調べて復元し、レシピや背景をまとめた評論本。知識量と調査・執筆にかける熱量、本当にすごかった!
【キューブ3/開志専門職大学漫画研究会】
 SFをテーマにした漫研会誌。絵柄もジャンルも様々の作品をまとめて読めて楽しかった。あまり手に取らないかもなお話が、読んでみると面白かったり、絵柄と話のずれが面白かったり、そう終わる?!ってところが面白かった。
【あきはるなつー前編ー/かきたま】
 高校生3人のイチャイチャもだもだな青春BLコメディ。五分丈ズボン&ハイソックスが似合うかわいいちみっこハルが、じつは男前攻で衝撃を受けました!!
【いつもの喫茶店で逢いましょう/かきたま】
 ほんのりとした百合漫画。優しいお姉さんがオーナーの喫茶店に通う少女の話と、上京したい女子高生とそのお友達の話。自分も上京希望だったので、女子高生のお話にちょっと共感。
【B-luck engagement/かぶ☆けん】
 魔物に誘拐された王女を救うため、近衛騎士・エイダが魔王城に向かうお話。「迷いの森」やワイバーン等しもべ達がかわいくて好きです。王女様、なんかちょっとひどい人だと思いました(笑)。
【しゅうまつモンブランあるよ。一限目!/旧獣しき】
 僻地の学校で女子4人が繰り広げるキャッキャな日常4コマと思いきや、ところどころに挟まれる不穏な描写にヒヤッと…。
【楽観的に無敵人/きりきりだんす】
 百合系コメディ短編集。家出する少女に付き合う友達や、田舎でギャルを目指している子と東京からの転校生等、かわいい女の子の日常を描いた掌編ですが、セリフや会話がとてもかっこよくて好きです。次回作やド田舎百合も読みたいです。
【BLOODY by DAYbyDAY/きりきりだんす】
 女子3人が温泉旅行で不思議な体験?をするお話。ほのぼの日常と不思議な要素のバランスがとても好きです。ゆるい会話のリズムがストーリーに流れ込んで行く感じがいいと思いました。
【新潟県内クラフトビール擬人化漫画/銀世界】
 キャラ化された醸造所のイメージが楽しかった。酒どころ新潟と言っても、こんなにビールの醸造所があるなんてびっくりです。以前、2~3種類飲んだことがありますが、読むともっと飲みたくなる一冊でした!
【いつか眠りにつく日まで/Couleurs】
 きれいな文体で描かれる世界。作者の中で「ことば」が綿菓子ぐらいの大きさや軽さの形のあるもののようで、よく小指にひっかかったり掌に乗ったりするという表現が素敵でした。
【平城拾遺抄/Couleurs】
 「平城太上天皇の変(薬子の変)」を元にした小編集。優しい筆致で読みやすく、wikiで登場人物の知識を入れながら、闇と呪いが身近だった平安時代の空気感を味わいました。こういうの読むと、つい周辺の歴史を掘り返しに行ってしまいます(笑)。
【地球外ロボ スイミちゃん vol.1~vol.5/ゲームトラベル】
 ロケット不時着の衝撃でミッションを忘れちゃったロボット王女のスイミちゃんとお守りのジャック。たまたま居合わせたニートのテルと有能小学生の妹・アカリは、行きがかりでスイミちゃんたちを居候させることになってしまい…。シリーズ全体を貫いている昭和のギャグマンガテイストが懐かしく、意外に楽しめました。「チュドーン!」って…(笑)。
【静寂の池/幻想商店 梅屋】
 新潟の民話や伝記に着想を得た作品で、本編がほかにある外伝的作品とのことですが、読みごたえがありました。けも耳が可愛いと思って読み進めましたが、山場で暴れる魍魎の親の絵にぐっときました。
【考えるひとびと01・02/5610102】
 作者が日々考えたことを漫画でつづった3コマ漫画(2コマも4コマもあり)。絵柄がすっきりしているので読みやすかったです。日常に何気なく考えたり疑問に思ったりしたことを4コマや2コマでぽつぽつと描いている作品集。「そんな風に感じるんだ」「同じこと考えてた」がたくさんあって、少し考えさせられることも。息をするようにマンガに変換できる人、尊敬します。
【銀のくに/こしょう】
 昔(と言っても50年くらい前の事)の雪国に生活していた人達のお話が2編。のっぺとラーメンが無性に食べたくなりました。
【東京チータラ節/503号室】
 独特な絵柄で最初ドキッとしたものの、読んでみたら、ある意味さわやかな大学生友情ものでした。変人の庄司とイケてないヒロトモがピカピカして見えます。
【なまこのまこちゃん/コヲリ処】
 かわいいミニ絵本! 海のお城のおそうじ係・なまこのまこちゃんのお話でした。青い地色にパステルカラーのインクが映えて、まるで海の中にいるよう。
【降る雨みたいに、雨に消えてくみたいに/コヲリ処】
 場所や時代の描写が不鮮明ながら、作者が描きたいであろう場面と気持ちが伝わってくる作品でした。主人公の少年が幸せでよかった。
【乙女はイルカと…/コヲリ処】
 園内の水槽やそこで生き物が泳いでいるシーンの描写や、主人公の少女が、水族園存続可否の判断を担いながらイルカに魅了される様子に、不思議な透明感、清涼感を感じました。
【鉄路上のマリオネットの色々本~Start is 令和~/雑多軌道製作所】
 鉄道に関連するものを擬人化したイラスト集で、車両や路線がバラエティに富んだ色や表情で表現されていて、見ていて面白かったです。描きおろし漫画の埼京線の性格付け、個人的に賛成でした。
【鉄路上のマリオネットの過去絵本~それでも前へ~/雑多軌道製作所】
 鉄道に関するものを擬人化した、120ページのカラーイラスト集。大変なボリュームで作者の熱を感じます。それほど鉄道に詳しくないのですが、路線など色々あって楽しかったです。
【マーグーキくん ちびまるくん 4コマ漫画/さとくん】
 小学生の時に描いていたキャラクターを28年ぶりに描いてみようと思うのがすごい。新しく作製されている作品は全然違うキャラクターでカラーで紹介されていたので、どんな風になるのかわからないけれどカラー作品になるのでしょうか。
【花の屍/戯言遊戯】
 薔薇の花を纏った魔物を退治する賞金稼ぎの翔と響の物語。これでもかというぐらい薔薇の花の描写があるので表紙のイラストと切り絵の装丁が物語の世界観をとてもよく表現しています。切り絵が細かい装丁が素敵な一冊です。
【ニカンさんの家へ遊びに行く/散歩道】
 ニカンさん家をニカンさんのガイドで巡るツアー、といった趣の絵本。間取り図付き。どの部屋も、カラフルだけど落ち着いた印象で、部屋の主を想像しながら見るのが楽しい。
【アッジの家/散歩道】
 青い空の下、平原にぽつんと一軒たたずむ白いお家の定点観測絵本。百年続くアッジの家でどんな営みが続けられてきたのか、ページをめくるごとに空想が広がります。
【イカあん/自食第308密造ガレージ】
 表紙の「女学生と巨大イカ」が印象的だと思ってたら、中に「巨大イカな女学生」もいました。イカにまつわるダジャレがなんかジワジワきます。
【くろぽっぽ!-Royal Engine Running- 読本/紫之屋】
 お召し列車擬人化本の設定集。京都鉄道博物館は私も行ったことがあり「お召し列車」は本当に感動しましたので、作者さんの気持ちがわかります!あの感動を思い出しながら拝読しました。
【くちるものへ-D51形1149号機-in滋賀県多賀/紫之屋】
 写真集。桜咲く四月の明るい陽の下でゆっくりと錆びていく蒸気機関車。役目を終えて静かに朽ちていく機械に、悲壮感はない。
【のこされたもの~名鉄谷汲駅の記憶~/紫之屋】
 廃線となった駅の写真集。モノクロっぽいけどかすかに色が乗っている色合いだったり、周囲がぼけたフォーカスの具合だったりがとてもエモい。
【くろぽっぽ!-Royal Engine Running-/紫之屋】
 お召し列車とその周辺のご乗用列車(とその分身)の擬人化の物語。お召し列車C51形239号機様が沿道に誰もいなくて不機嫌になるところとか、その高貴さ加減がよかったです。
【くろぽっぽ!-Royal Engine Running- II/紫之屋】
 シリーズ前作は拝見していませんが、読んで楽しかったです。鉄道知識もないので申し訳ないのですが(すごいSLがあるんですね…?)戦中戦後にSLが頑張ってたと思ってちょっとわくわくしました。
【くろぽっぽ!-Royal Engine Running-ちまっと!/紫之屋】
 蒸気機関車ちびキャラ擬人化本。お召し列車のことを尊敬し憧れる車両(車霊)たちの4コマ物語。お召し列車牽引数でのマウント取りとか、そういう現実が妄想の世界に影響を与えるお話って面白くて好きです。
【ゆるっと気ままにSL探訪記/紫之屋】
 「SLに関する街歩きを私的にまとめた本」とのこと。近畿地方中心です。SL、周辺施設も残されていたりして、意外と公園とかで大事に保存されているんですね。
【おふねに乗ってやってきた!/紫之屋】
 作者が大阪から福岡までのフェリーに乗ってイベントに参加した時のフェリーの中での体験記。新潟からフェリーに乗って北海道のイベントに参加した時の気持ちを思い出しました。旅っていいよねぇ~。
【松山~高松 旅まとめ本/紫之屋】
 旅程のカラー写真にコメントが添えられた気軽な旅本。的確な写真選びとフレンドリーなコメントで、家族や友人のみやげ話を聞いているような気持になれました。A4サイズの紙を折りたたんでA5の冊子にするやり方は、コンパクトかつ写真が大きく見られていいですね。
【Rooted/shuumaiball】
 福岡の第三セクター甘木鉄道の紹介と擬人化設定集。経営は堅実なのに車両は派手・個性的ってのがなんかイイ。
【うさみみを/shuumaiball】
 福岡の私鉄「にしてつ」の擬人化本・うさみみ編。止まらない西鉄の中でも、止まらないのと止まる方と引くほど止まらないのがあるんだと知りました。西鉄甘木線と甘木鉄道は違う(メモメモ)。
【Name/shuumaiball】
 自分は路線名しか知らない程度の元福岡県民ですが、大牟田線のマーク「〇〇」に爆笑でした~。鉄道の歴史は色々ありまくりで面白いよね!としみじみでした。
【すずるごと1/すずるんち】
 作者の日記マンガ。楽しいことも辛いことも生きていればいろいろあるよね。自分も含め、みんな頑張って生活してるよね、と読んでいて思いました。
【普通の世界 プロローグ/すずるんち】
 家も職も財布も無くした不幸続きの若い女性が、青バラ頭の美人(?)お姉さんと同居するようになるプロローグ。ど、どう続くのかしら!?
【UNGELL/☆BOX】
 天使に見えない天使の主人公が頑張るギャグマンガ。主人公と周りのキャラクターたちがかわいい。面倒見のいい死神のトートさんが好きです。
【ゲーMIX/☆BOX】
 2009年に作ったロボットのようなアイコンのようなオリジナルキャラクターの日常をオールカラーで綴った一冊。ゲームが好きなゲームキャラ。イラストだけでなくぬいぐるみ化もしてて、とてもよくできていてビックリしました。
【キツネの蕎麦屋の相談所 Extra Act2 あんちゃんはおしまい/スタジオ春々】
 白いキツネの女の子が蕎麦屋を営むシリーズ物。今回はヘンタイさん?が相談に訪れますが、結果オーライな解決で読んでて楽しかったです。主人公のキツネさんがかわいいです。
【同人は宣伝が9割。/STUDIO POO】
 タイトル通りの本。宣伝が上手くなるというかどうやって宣伝したらいいのか、その理由も細かく説明してくれる、まさに自書の広報宣伝部長本。なるほど!と思うことも多く、勉強になりました。
【Dialogue/succha】
 切ない片思い…。二人の感情が切なくて、でも最後は思いが通じてハッピーエンドで良かった。
【ベビスタ/ゼンクノンコミックス】
 ご夫婦の合同誌。お腹の中に赤ちゃんが宿ったことを知った瞬間をそれぞれの視点から描いた作品。同じシーンをそれぞれの視点から描いているのが面白かったです。
【軟骨さん/ゼンクノンコミックス】
 サイケデリックな表紙にヒトのようなヒトでないようなキャラクター、タイトルが「軟骨さん」。240ページの厚さ。一体どんな物語なんだろうと読み進めると、異世界へと働きに出掛ける主人公の物語がまるで藤子不二雄A先生のような異次元さとダークさで面白く読むことができました。
【東の果ての映画祭 3日目PM/千秋小梅うめしゃち支店】
 前後のお話を読んでいないのですが、アクシデントを乗り越えようと支えあう人たちのお話のようで、読んでいて元気をもらいました。絵柄がとても丁寧で、続きが読みたくなりました。
【EL DORADO/第十一地区】
 「メキシコ」をテーマにしたアンソロジー。メキシコのことはよく知らないまま読みましたが、各作品に土地の飲み物や花や生き物、風習などが扱われていて面白かったです。
【紫煙と夾竹桃/第十一地区】
 表紙のキャラクターの目力に惹かれて手に取りました。昭和初期の売れない小説家と詩人の友情物語。読後のこの感情を表す術を持てない自分がくやしい…。
【人生讃歌/第十一地区】
 最初は世界観がわからなかったのですがペーパーでメキシコ北部とあってなるほどと思いました。作者はメキシコに詳しいのか「よく知っている風景」として小道具や状況を描かれていて、メキシコをよく知らない私にはSFみたいな未知の世界のように読めました。
【時を超えた出会い/高津本陣】
 横浜の飲食店でメイド姿で働く少女と店主と常連客の物語。と書くと現代モノのようですが、メイド少女は時と場所を飛び越えてやってきていて…物語の展開にビックリです。飲食店のお話だけに美味しそうな、でも珍しい料理が出てきてどんな料理か気になりました。
【花咲く道の行く先は/高津本陣】
 女子高生二人がマンションで一人暮らしの男性の家でメイド服姿で家事をしてくれるという、夢のようなお話。でもコバルト文庫のように女の子向けなのかな、と読めました。その夢にどこまでもリアリティを込めて描いて下さっているので、なんだか本当のお話みたい。現実的にはメイド服で普通のマンションでの家事は大変そうです(苦笑)。
【南方の風と香り/高津本陣】
 台湾紅茶を中心に巡り合う人々の物語。中心にある台湾紅茶のことが詳しく説明される箇所が多く、とても勉強になります。作者は台湾と台湾紅茶とメイドさんのことがとても好きなのだなと思いました。
【旅のトラブル集 いろいろありました…/高津本陣】
 他人事ではあっても「こんなトラブルがあったんだなぁ」とか「こうやって対応できるんだな」という情報が手に入るのは有り難いものです。読み物としても面白いので、他にももっと読みたいかも。
【「そうだ台湾、行こう。」の20回/高津本陣】
 台湾旅行記。本文はモノクロ写真が掲載されているのですが、画像がいいのかくっきりしていてとても見やすい写真で説明文とともにわかりやすいです。第一回の台湾行きが2004年9月で船便というのがスゴイ!  今となっては経験できないルートかと。他にも普通の台湾旅行ハンドブックとは少し違うオタクな観光が楽しめる一冊です。
【「そうだ台湾、行こう。」の続き/高津本陣】
 乗り物と建物が中心な台湾旅行記。台湾旅行記は食べ物の話題が中心なものが多いですが、台湾のありとあらゆる場所に行かれた記録のようです。どんどんディープな場所に行かれているようで、もしかしたら現地の人より詳しいのでは、と思ってしまいます。
【STUPID BOOOOOH/駄洒落を言ったのはお前か】
 おばけの日常や悩みを書いたイラストが楽しく、ついついページをめくっていきました。おしゃれしたり不器用だったり、とても可愛らしくPOPな感じでよかったです。
【見えないソラと聞こえないウミ 野球編/旅するアニフォト】
 これは野球といえるのか…? でも独自ルールを作って臨機応変にスポーツを楽しむソラとウミ、適応力高すぎてヨシ!
【見えないソラと聞こえないウミ ゴールボール編/旅するアニフォト】
 見えない・聞こえない×ゴールボール! ウミが意外と負けず嫌いだった! 
【見えないソラと聞こえないウミ 総集編1、2/旅するアニフォト】
 決定的に異なる障害を持つ二人の女の子が病院で同室になり、気持ちを通わせるようになっていく4コマシリーズ。「見えない」「聞こえない」を工夫したマンガ表現に、キャラクターもしっかり立っていて好感が持てます。
【すれちがい相互関係/たまごやき枕】
 特に好きとかじゃないのに、Hな行為をしないといけない関係になってしまって、そこからお互い好きになるお話って、気持ちが動いていく感じがエロいことしているのに純情でいいですね! 18禁ですが。
【Haru no Niwa/talatta!talatta!】
 カラーイラストと最後の2ページだけモノクロのイラスト集。ざらっとした紙は表紙だけなのに全ページにその紙の手触りを感じることのできるイラストでそのアナログな雰囲気がすごいです。
【チヒロ短編集2/ちひろ書店】
 不条理?ありSFありで飽きなかった。「ロケット」も好きですが、ほろ苦い感じの入った「嘘とウサギ」「NEVER SAY…」もだいぶ引き込まれました。
【中鉄探究 Vol.1/中鉄TG&LP旅団】
 鉄道等に関する作者の探究結果4編が収録されています。「三田線」と「船長最後退船の研究」が面白かった。「阪九フェリー」は写真も多く旅行記として読んでいて楽しかった。
【時刻表考察北海道新幹線編/中鉄TG&LP旅団】
 詳細な考察で、鉄道の知識がないので読み込みは難しかったが、こういう楽しみ方もあるのかと思い、面白く読めた。JR北海道は何か大変そうなイメージがあるけど、応援したくなった。
【”共演NG”対処法/松明創研(中鉄TG&LP旅団委託)】
 「共演NG」というか「自分が身を置くコミュニティがこんなだったら気をつけろ」的な話で読み進めていくうちに胸が痛くなることも(苦笑)。そして自分がこんな人物にならないようにと自戒するきっかけになりました。
【ベンチの妖精/チューリップ庵】
 ファンタジーの世界で出会ったベンチの妖精に主人公のサチが言いたかったことが、そのまま現実世界の自分に向けた言葉になる展開のうまさがとても良かったです。ちょっと切なくてくすんとしてしまいました。
【ドリームピーマン/チューリップ庵】
 野菜嫌いの子供に大人気のドリームピーマン! よく考え付くなぁと感心しつつ、食べてみたくなりました。ナンセンスSFというのでしょうか? 身近な感じで面白かったです。
【こいじぞう/チューリップ庵】
 17ページの短編ですっと読みやすくて可愛らしいお話でした。小難しいことは書いていませんが、冒頭と最後に地蔵尊の真言が何の説明もなく入っていて、その「わからなくてもいいから、そこにある」感が嫌いではないです。
【二人で行った場所/チューリップ庵】
 短編集。タイトル作の、離婚した父から届くハガキにまつわる少し不思議なお話は、読んでしんみりしました。手紙って時空を超えるタイムカプセルだなぁと思いました。
【憂鬱の泉/チューリップ庵】
 憂鬱の泉に沈んでしまった騎士を助けるべく冒険をするお姫様の物語。お姫様がなぜおとぎの森に迷い込んだのか、騎士はなぜ目を覚まさないのか。ハッピーエンドはどこにあるのか、考えさせられる物語でした。
【栄螺/チューリップ庵】
 ミステリー風のちょっと怖い読切小説。細かい事柄が絡み合う感じがドキドキしました。サザエの殻でこんなイメージを膨らませられるってすごいと思います。
【仔猫ちゃんといっしょ/チューリップ庵】
 SFでBLでコメディ? 宇宙警察かつ名家の騎士でもあるのに、チキューではなんだか情けない様子のクラムゼンに妙なツボを押されてしまう。
【灯に寄りて灯と共に/チューリップ庵】
 急逝した祖父、変わってしまった幼馴染、記憶喪失の親戚、同性愛への自覚…。大学生になったばかりの主人公の成長物語ともいえるかも。周りの人々も丁寧に描かれていて好感が持てました。好き。
【ボタン/チューリップ庵】
 中学校の剣道部で、一年下の見目好い後輩に向ける主人公のまなざしがじれったく、切なく、哀しい。読んでいてヒリヒリするような、これもひとつのアオハルBLかと。
【記憶/月色工房】
 キャラクターたちの置かれている場所がぱあぁっと広がるような22ページのカラーイラスト集です。
【Lemon Lime/月色工房】
 双子コーデ(レモンとライムのような)のイラスト集。各ページに双子コーデのペアが描かれていて、皆とても華やかでかわいかった。羊?姿の少女のイラストがとくにかわいいなぁと思いました。
【下着×女子/月色工房】
 企画としては第三弾で、愛知ほか4都市で展示会をしたとのことですごい。イラストが、幻想的なものからアダルト系、かわいい系まで多彩で、楽しかった。下着愛を感じた。
【OtherSide/でんでんむしむし】
 猫が見る水平線、水平線の先の宇宙、等、様々な絵を収めたミニイラスト集。独特なイラストもありますが、全体に青い色がきれいだと思いました。
【AT THE WHITE ROOM/でんでんむしむし】
 ほんわかした絵柄なのに意外とエッチな百合…と思いきや、“かまくらで心中を図る”本編があるらしく…!? いきなり深刻度が増して戸惑ってますが、でもこのお嬢様と庶民のかわいらしいカップルには幸せになってもらいたいなー。
【お嬢様と服役/でんでんむしむし】
 お嬢様の真咲ちゃんと幼馴染の美雪はふたりで家出(?)をしたことに怒った父親から工場で働かされることに。ふたりは恋人同士で夜にHをしちゃうのだけどそれを盗み見していた真咲の婚約者で叔父さん(設定盛り盛りだ! )が逆カプNGで笑いました。
【海の果ての果て/でんでんむしむし】
 過去三年分の短編集で、三題話?の4コマ漫画がシュールで楽しかった。「HOLE」は何かちょっと沁みました。ナンセンスな感じに少しの楽しさや悲しさが仕込まれている感じがしてよかったです。
【イワシの群れ/でんでんむしむし】
 7ページの短編に、宇宙を一人で旅する男の気軽さと寂しさとちょっとしたワクワクが描かれていました。タイトルコマの宇宙と宇宙船が印象的。
【TRIASTELLA/TRIASTELLA】
 ドラゴンと竜人はカッコよく竜人の女性がいるのが珍しく思いました。でもドラゴンをちびキャラにしたのがやっぱりかわいいです。
【有無がうむ/鳥籠中毒幻葬症候群】
 小さいアクリル板に貼られたQRコード。それぞれを読み込ませてみると、それぞれに小話が。こんな読み方も面白いですね。
【Espoir/triplet*】
 イラストはかっこいい感じですが、落書きストーリーはちびキャラでかわいいお話でした。特にシャウラちゃんのツンデレぶりがかわいかったです。セリフが途中できれていたりしましたが、補完ペーパーが入っていてきちんと読むことができました。
【夏野すうはロールケーキの夢を見るか/Dropwort Bell】
 ロリでかわいくてエロくて上手い!(あと変態←ほめてる!) 
【僕が猫と暮らすまで。/ナディエとアサミの中庭】
 主人公が少しずつ自分の夢に歩き出すところも素敵ですが、同時に母親のセリフや目線もとても印象的で、作者の目配りや優しさを感じました。猫のいる優しい世界、読めてよかったです。
【THE BEGINNING/ナディエとアサミの中庭】
 アナログとデジタルのイラスト集ということで、なんとなく「これはアナログだろうな〜」とか「これはデジタルかな」と考えながら見ていました。アナログ絵のほうが線の感じが好きかもしれませんが、もしかしたらそう思っている絵がデジタルなのかもしれないのかな。表紙のイラストはどちらなんだろう。
【満月に階段1~13/23.5cm】
 1巻から13冊一気に読んでしまいました。商業誌に掲載されていてもおかしくないお話だと思います。13巻の終盤でいよいよこの話も終わるのか!? と思ったところでの最後のカット! 続きを早く下さい…
【おわる世界の子どもたち1/23.5cm】
 15年後に地球が滅亡すると言われながら日々を暮らす子供たちの話。戦争や異常気象など今の世界でも決して遠くないような未来。実際に子供がいる自分にとってこの先の事を考えさせられる作品でした。
【カケルコ/23.5cm】
 しっぽのある少年たちが、必死で駆けていく。生き残るために、ご褒美をもらうために。でも、それが許されるのはたった一人…。最後のカタルシスが救い。
【アイドルは笑いたくない1/NRD】
 トップアイドルグループに所属する主人公は、周囲の期待を受けて順調に活動してきたが…。続きがあるのかもと思わせる短編。私は芸能界はよく知りませんが、アイドルの笑顔って尊い…と思いました。
【虐殺刑事 渡蒼/NRD】
 二十年前に起きた大事件の生還者・渡と青山は、捜査一課の刑事として働いているが、実は生還者たちには悲惨な改造が施されており…。長編作品の序章のようで、この凄惨なお話がどのように収束していくのか知りたくなりました。
【君に捧げる97マイル/NRD】
 自慢のストレートがプロの世界で通用せず、二軍から抜け出せずにいるピッチャーの西嶋と、彼を応援する女子高生お話。野球をしている描写が丁寧。そして終盤の盛り上がりが小気味いい。
【叫ばずにはいられない/NRD】
 幼少期に負った障害をものともせずにプロサッカー選手となった河野辺だったが、大ケガでチームを移籍することになり、己の進退や妻との関係で煮詰まってしまう…。サッカーに一途な男とそんな夫が大好きな妻のお話でした。
【マシンガンレイン/NRD】
 プロ野球選手の甲斐は、エースで顔もよく人気もあるのにクールで愛想がない。そんな彼と緩く関係を持ち続ける女優の遥は、会うたびに「私と付き合って」と口にする。あくまでも演技のバリエーションのように…。二人の距離感がもだもだするー!
【赤の衝撃/NRD】
 甲斐遥(プロ野球選手・エース)と津島遥(女優)、二人の遥のバレンタイン話。や、もうくっついちゃいな!
【俺たちに明日は無い/NRD】
 プロ野球選手の甲斐がふとした好奇心で観戦したプロバスケを通して、プロスポーツの意義を見直していく。ある意味コミュ障の甲斐に、まめまめしく世話を焼いてくれる友人がいて意外でした。
【家族の数だけ問題がある話/猫猫堂】
 実録エッセイ。祖母の死、母のガン闘病、アルコール依存症の父などを乗り越えて、文章を書くことでご自身をケアしようとする作者の本。そうしたエッセイはたくさんあるけれど、同人誌は商業誌よりも生っぽいような気がしてしまいます。書くことで救われることもあるだろうし、そうであってほしいなと思います。
【我画集vol.1/not_404】
 かっこよくてかわいくてキラキラしてて、そしてちょっと煽情的な男子がいっぱい!
【擬人化標本/not_404】
 擬人化をテーマにした二人の作家の合同イラスト集。様々な少女のイラストがきれい。擬人化されているものが時々わからなかったが、いろいろ想像しながら見られて楽しかった。
【心理学はつらいよ。/HAKUBAI HOUSE】
 ほぼ実話の心理学部あるある、のようです。統計とか実験とかの地味でうわーって内容なのに、まんがにすると笑って読めちゃうのはなんでだろう…。心理学界隈のみなさん、ほんとおつかれさまです。
【紙束持って銭湯へ/ハチマキ球団】
 東京ビッグサイトから1本で行ける銭湯を紹介した折本。銭湯好きの私にとって簡潔だけど為になる本でした。
【独立リーグ応援し隊2023/ハチマキ球団】
 野球の独立リーグについてほとんど知識がありませんが、持続についての考察や、独立リーグ観戦旅行記など、面白く読みました。ずっと何かを好きで応援していることの楽しさが伝わってきました。
地元の支配者おみずちゃん/発酵メロンお漬物】
 おみずちゃんというゆるキャラに支配された田舎の話。でいいのかな? 不条理なギャグ漫画になるのかな。でも「おみずちゃん」のキャラデザにすごく苦労されたみたいで、徹頭徹尾、人間が主人公とその妹しか出てこなくても話が進んでいくのがすごいなと思いました。
【日々発酵3~4/発酵メロンお漬物】
 作者の日記マンガのシリーズもの。時々混ざる「あるある感」なんかみんな同じような日々を過ごしているんだな~と変な安心感?を感じてしまった
【地獄工場シールの夢/発酵メロンお漬物】
 地獄で生まれたシールが人を怖がらせたいと工場を脱走するお話。最後そこか!と面白かったです。おまけまんがの4コマも、楽しく不思議なテイストでした。
【胃袋ちゃんでトンデケーノ/発酵メロンお漬物】
 ストレスフルな日々をすごす主人公が適当に薬を飲んだら…不思議なストーリー。初めてのストーリー漫画ということですが完成度が高いと思いました。面白かったですし、少し癒されました。
【なんでもないひ/発酵メロンお漬物】
 不思議な生き物と暮らす女の子のお話。不思議な生き物のプレゼントを女の子が勘違いしちゃうのだけど、結果的にはラッキーアイテムになっていることに、ちょっとほんわかしてしまいました。かわいいお話。
【ネットポリスが来る/発酵メロンお漬物】
 インターネットが完全封鎖されてしまう未来を救うためにやってきたネットポリスに身に覚えのない罪で(過去なので当たり前だけど)逮捕されそうになってしまう網田コトユキ。彼はネットポリスから逃げのびることができるのか⁉︎ 次回は美少女も出てくるということでお話がどうなるのだろうと思いますが、でも主人公はもしかしたら網田さんじゃなくてネットポリスのほうかもしれません。ネットポリスのキャラが意外とかわいいから。
【さむい日はおふとんの城をつくろう!/発酵メロンお漬物】
 寒い日に布団虫になってもう一度読んでみようかな…? 最後のコマが季節をより感じられてよかったです。
【お焚き上げサマーホリデイ/発酵メロンお漬物】
 オタク女子7人が日本の真ん中(あたり)でそれぞれの黒歴史をお焚き上げする夏物語! どこを取ってもオタク女子あるあるで目からしょっぱい汗が…。岐阜県、いいね、岐阜県、ジブンもぜひ一度やってみたいっす!
【ミラクルShotキュー!!/VanishingPoint】
 あとがきにあった「年齢や性別に関係なく競い合える競技」としてビリヤードで少年漫画を描かれたそうですが、ビリヤードはプレイしたことないですが競技の表現がアクション漫画みたいでおもしろかったです。
【幻想物語集II/VanishingPoint】
 投稿作や習作を中心に集めたらしい短編集、世界観がイイ。とくに、冒頭のバイカーサンタがイカしてます。マンガもよかったですが、表紙の凝った加工がまたステキでした。
【明治20年の仙台異聞録/VanishingPoint】
 空想歴史物としてとてもよく出来ています。謎解きの部分もリアルで本当の史実がどれぐらい占めているのか気になりました(実在の〜とは一切関係がありませんと書かれていましたが)イタリア語も書かれていたり、とても丁寧にお話を作られている感じがします。
【ともしびとほしろ/ひかげぼっこ】
 人の子とドラゴンの異種族モノ。寿命の違う種族間の恋愛を描いているのだけど、主人公の人の子「ほしろ」はまだ幼くて恋愛がよくわかっていないのに「こども」が欲しいと言い出だして…。ちょっときゅんきゅんするお話です。
【Baldwin Memoria/東のこよみ】
 暗殺者のレティセンシアは、ターゲットの王子・アーノルドになぜか気に入られ、護衛として行動を共にすることになる。「隙があれば殺してもよい」という王子の狙いとは…? 小説とマンガの合同誌。若干天然気味の二人のやりとりが楽しかったです。
【交差するアルマンド/東のこよみ】
 ウエスタン調の舞台に、負けなしの殺し屋と殺しても死なない女。最後まで一気に読みました。短いけど読み応えある作品。上手な漫画だなー。
【魔女たちのエウカリスチア/東のこよみ】
 2017年からの作品をまとめた再録集。悪魔と魔女たちの出会いと日常風景の漫画。かわいいキャラクターと柔らかいタッチで描かれてはいますが魔女裁判などヒトの暗い部分を突き詰めたエピソードも多く、読み耽ることができました。300ページを超える大作ですが千円ではお安いと思います。オススメ。
【draw! draw! draw!/ひのとや】
 インスタとtwitterで発表されたイラストのまとめということで、小さいですが元気でかわいいイラストが集まったイラスト集です。
【私の警告ダイアログ/ひのとや】
 作者さんの実体験エッセイ漫画で、「脳内警報」がなった時のお話。拝読して、それって自分でも時々あるかも、こういうことに敏感でいたいと思いました。
【Bye-bye,Larry/ひのとや】
 つぶやき系SNSの「Mastodon」を試してみた…という実体験漫画で、私はまったく知らなくて、ある意味、異世界の話を教えてもらっているようで勉強になりました。(Twitterどうなるのか…)
【2043/ひのとや】
 アセクシャル、ということをこの本を読んで初めて知りました。20年後の未来に自分はどういう形で何をしているのか…という設定にちょっとぐっときました。
【筋肉警察24時/秘密結社メビウスループ】
 キャラが両方ともちょっとおバカキャラで楽しい。先輩の方がまともで後輩の方が危ない感じや、途中に挟まるキャラのインタビューが面白かった。永遠に読めそうでよかったです。
【Problemer’s!!Vol.1/秘密結社メビウスループ】
 なんだろう、小学生アホ男子と中二を足したものに高校生のお兄やんフィルタをかけたような、不思議な勢いのあるギャグショート!(ほめてますよ!)
【StoryTerror1 図書館の怪物/秘密結社メビウスループ】
 グロテスクな表現があるためR-15指定が表紙に入っている小説。死体をグロテスクに表現していますが挿絵などはないので、文章を読まなければだいじょうぶです。図書館に入り浸る英語教師の羽鳥玲が生徒に語る物語。玲の正体が吸血鬼であるとか、英語教師であるとかの設定は今後生かされるのでしょうか。もう少し長い作品を読みたいなと思いました。
【同人エルフ1&2/びりおんみくろん】
 異世界転移・同人あるある・人生見直しアオハル+エルフの全部乗せ! 直筆回覧同人誌や郵便為替でのイベント申込など、古の同人しぐさがあちこちに差し込まれて、業界古い人間は悶えます…。
【同人エルフ4/びりおんみくろん】
 前のお話を読んでないのですが、なぜエルフが漫画描いてイベントに出ているのか(印刷屋さんもある)全巻読みたくなりました。冒頭の「(転生という異常な事態でも)漫画に支えられている」と想像する主人公に少し共感。
【サブローグランドコック0巻/film#186】
 シリーズ物の出会い編でしょうか。絵がきれいでキャラが独特で、コミカルな展開に引き込まれました。佐野…ハイスペックの無駄遣いはさすがオタクと思いました。熱いお話と思います。
【サブローグランドコック3巻 行方不明の箱/film#186】
 読んでて超熱かったです。ヒーローを愛し続け走る二人に幸あれ…と思いました。いつか佐野君が、求めている「怪盗パーレン」の話の続きを読めますように。
【memory/blanc_m】
 魔法少女だったりねこ耳だったり、元気かわいい女の子のイラスト集。表紙の女の子が目を引きます。
【ぽぽぽぽぽ/へにゃらぽっちぽー】
 絵本のようなやさしい語り口のシリーズ小説で、へにゃらぽっちぽー兄さんとへにゃぽちゃんの不思議な日常の読切短編集。冷蔵庫ではにわに出会ったり、恋する乙女と●●を作ったり等、読んでいてほっとするお話でした。
【へにゃぽ/へにゃらぽっちぽー】
 へにゃらぽっちぽーシリーズ。「おいしい地図」の「書かれたひと」というところがちょっと怖い感じがして好きです。
【へ/へにゃらぽっちぽー】
 へにゃらぽっちぽーシリーズ。ジェットコースターで山に登ったり、だいぶつさんが歩き回ったりするお話で、すっと入ってくる結びがよかったです。
【へへ/へにゃらぽっちぽー】
 へにゃらぽっちぽーシリーズ。「覆面」が面白かった。恥ずかしがっていてはビームは出ないのですね、感動!
【へへへ/へにゃらぽっちぽー】
 へにゃらぽっちぽーシリーズ。シリーズ全体で、時々出てくる美味しそうな食べ物にとても惹かれます。聖地巡礼?の「干物をさしあげます」が楽しそうで心に残りました。
【神界のWiZ/Pointers】
 主人公の魔術師が運命の花嫁(と勝手に思う?)神精霊の少女と出会うラブコメとして、連載漫画作品の満足の一話です。
【きみとふたりで/Pointers】
 一次創作では作者が自身の中に決まった世界とキャラクターたちが存在していることが多く、そのキャラクターたちの決まったカップリングの本とか、自身のキャラクターの二次創作があったり、創作の世界は広いなと思います。この本はそんなご自身の世界の中のカップリングに注目した本で、かわいい男の子と清楚な女の子のカップリングでほんわかできます。
【エンジェルイントラッシュ/ホーローコンス】
 謎めいた女性に声をかけられて体の関係から付き合い始めた主人公の、ちょっと変わった、でも普通のラブストーリー。切なくて純情で、いいなぁと思いました。
【Point/ぽこぺん、ぽこぺん。(ほしのゆりか委託)】
 シリーズ11冊目、かわいいものにあふれたファンタジー漫画。親友のクレアが旅立った後、お店に集まる皆が一緒に、またそれぞれに気持ちを整理していく様子がよかったです。
【どの様な御本をお読みになります?/ぽこぺん、ぽこぺん。(ほしのゆりか委託)】
 ファンタジー漫画・シリーズ番外編。店休日にアリエスが本をたくさん持ってきて、パティたちと読書会に。キャラクターたちが可愛い。ポーラ主任、むちっとしてそうで好きです。
【ぽかぽかのくに 春の便り/ぽこぺん、ぽこぺん。(ほしのゆりか委託)】
 とにかくかわいいファンタジー漫画。「星の便りの曇った絵ハガキ」って? 「郵便局は国民に甘い星を配達」?? 設定も凝っていて感動でした。
【サンモリッツ2 センセイと大人たちの平和教育/ほしのゆりか】
 自分の子供時代、平和教育のことを思い出しながら読みました(学校ではひたすら聞かされ見せられたけれど、身近な大人たちはあまり語らず、遠い感じとリアルさが混在していた)。子供時代の様々な体験が折り込まれていて、複雑な切ない気持ちになりました。
【君が何かを奏でる理由/ほしのゆりか】
 音楽高校のことをまったく知らないので興味深かったです。でっかい夢を持った子たちが通って、時々その夢をかなえているんですね…。神々しいぃ~!と思いました。
【白いカラスも黒になる/ほしのゆりか】
 漫画家のアシスタント達の活躍を描いたエッセイ漫画。とても貴重で楽しくて、でもとっても大変な経験だったんだろうな…と思いながら読みました。今はデジタルになって、また違う感じなんでしょうか。
【ほろばしゃ2/ほしのゆりか】
 冒頭とてもドキドキするシーンから始まり、身動きできない気持ちになりつつ読みました。優しい2人のキャラクター、晃太郎くんと、自称”悪人”の大人・範康さんがいてくれて助かった…。このお話がしばらく頭から離れなくなりました。
【波間の碧玻璃/星花研究所】
 優しい色合いの水彩画集(すごいボリューム!)。星と虹と水とキラキラとかわいい少年少女たちが詰まっていて、いつまででも眺めていられる。製作コメントも充実。
【占い師星見の12星座占い解説マンガ/星見かおる】
 自分の星座は興味深く読んでしまいますが、他の星座の子たちもキャラクターになっているので、わかりやすく、自分との関係性を読み込んでしまいました。勉強になります。
【牛乳プチタイム/マタタビMIX】
飲むとお腹が緩くなってしまう私にとって敬遠しがちな牛乳を、飲む以外の楽しみ方を提案してもらえて、ちょっと試してみようかなと思えた一冊。
【縁起菓子/マタタビMIX】
 ところどころに、知ってるお菓子が載っていたりして楽しめましたが、なによりイラストのお菓子の色! どうやってこの発色を印刷しているのか…教えてください!
【横浜懐古浪漫/マタタビMIX】
 なんといってもマタタビMIXさんの細やかなイラストでご紹介される建物と食べ物の素敵なこと。いつも魅了されます。そんなマタタビMIXさんの作風にぴったりな横浜散策本です。
【ムシノイドコロ/マタタビMIX】
 文字の情報とイラストの情報が半端ない一冊。ページ数が少ないので気軽に読み始めるけれど読み終わった後にはすごい知識が入ってきている(ような気がします)。
【ChainingRoars 試し読み版]/木創倉庫】
 最初は設定が少しわかりづらいことと荒いタッチの絵柄なので少し読みづらいかなと思いましたが、読み始めると設定が理解できてきて一気に引き込まれました。おもしろかったです。
【ChainingRoars1~4/木創倉庫】
 少女とおじさん?のバディが主人公の、長編アクションファンタジー漫画。神様と鬼の争いに引き込まれたイキのいい少女・出輝が、パートナーの徹臣とともに生きる道を切り拓く物語です。1巻160ページ超の読み応えで、さらに全巻アクションシーンががっつり描かれていて、作者さんの思い入れの強さを感じました。
お話は神様の転生や思惑といった設定がぎゅっと詰まっていて、最初の方は読むのに少々時間がかかりましたが、巻が進むにつれ使われるフレーズ等がなじんで好きになりました。主人公の負けん気が気持ちよく、渋いおじさん?の徹臣とセットで好きです。25話が気持ちよかった。先の展開が楽しみです。
【歯医者さんの電話番号は8241が多いのか/モナコ広告】
 題名の通りの内容やその他を、資料を駆使して調べた一冊。同じような疑問を持ったことはあったけど、本当に調べて本にするなんてすごいと思いました。調査の結果にもなるほど納得でした。
【#零票確認ガチ勢やってみた〈完結編〉/モナコ広告】
 「零票確認」というものがあるということを初めて知り興味深く読ませていただきました。顛末もですが、文章が面白く一気に読んでしまいました。
【紅白看板 マルわかり図鑑/モナコ広告】
 前書きに「ただただマニアックな内容」と自らお書きですが、とても面白く拝読しました。子供のころから疑問に思っていたことが解明されて嬉しかったです。「細かすぎる違い」や「営業所リスト」等、細かくてよかった。
【ベスト・オブ・紅白看板2023/モナコ広告】
 自分の地元や今住んでいるところにもある(あった)という写真を眺めると、以前見ていた風景や当時の風物が思い出されて、不思議な感覚でした。
【みことばのある風景/モナコ広告】
 アレは何だろう…と思っていたので、この本で詳細を知ることができて嬉しかったです。(うっすらキリスト教の知識があったのですが、文言が要約されててよくわからなかった…)
【「キリ看」で学ぶ聖書の世界Ver.2/モナコ広告】
 看板の言葉の意味を知るために旧約聖書、新約聖書を読み込んだとのことで、驚きました。また「あの一言はそういう意味だったのか!」と勉強になりました。聖書の引用箇所も明記されており、大変な労作です。
【丸森をゆく-キリスト看板聖地巡礼-/モナコ広告】
 街角の看板の写真とともに、看板の内容が詳細に解説されている。旅程やマップなどもあって、酷暑の中自転車で回る看板ハンターさんの旅を想像して、本当にすごいと思いました。
【眠れぬ王に囀る鳥は/UMIN’S CLUB(ほしのゆりか委託)】
 不眠症の若い王様と、眠りの歌を歌う小鳥(じつは若い乙女)の癒しの物語。美しい画面や二人の波乱万丈具合も含め、おとぎ話のようでした。
【魔物の晩餐/UMIN’S CLUB(ほしのゆりか委託)】
 人喰い魔王が非常食用に育て始めた人の赤子の子育て記録、からのエモいBL。中華風味で画面が華やか。シリーズ通して、白兎少年がけなげで不憫…だけど、主様と幸せに生きてください。
【ことのね つづり/ゆかしや遊亀洞】
 俳句や短歌などを収録した個人誌。夏の俳句や短歌には生命の強いまぶしさや影を感じました。色々な印象や気持ちがありつつ偏らない感じで気持ちよかったです。「秋刀魚買う」の句が好きです。
【ORIGINAL ROUGH ILLUSTRATIONS 20230219/よつは薬局】
 薬師寺ヨシハルさんのイラストは描線の流れが独特で好きです。あと目も。視線の落とし方がいいなと思います。漫画を楽しみにしています。
【竜と魔法の薬屋さん/よつは薬局】
 シリーズものということですが、二人の作家さんの作品どちらも、竜が思い悩んでいてかわいい…と思ってしまいました。竜が経済活動(笑)とはかわいそうな気もして、どんな世界なのか知りたくなりました。
【仏闘進極シリーズ/Radiant Principal】
 キャラクターのテーマカラーでコスチュームをデザインしたファッションイラスト集。背景が万華鏡のよう。羽衣付きの中国風の衣装がとくに豪華絢爛でした!
【グリゴリ 02_見張るもの/REANCESTOR】
 (すみません1話を読んでいないのですが)未来世界が舞台で、意味深な会話や世界観についつい引き込まれます。絵が繊細なタッチで、”天使”と呼ばれるキャラクターが可愛くて好きです。主人公の独白「生物の定義」にSFを感じました。
【TETORA 暁編①~③/リシリ】
 SF大長編の序章のようで、人類が移住した惑星、新能力を覚醒させる特殊な人類等、設定が詳細で壮大に感じます。冒頭からメカやバトルなど密度の高い作画に引き込まれ、設定が呑み込めないまま読み進めました(まだ全部は呑み込めてませんすみません…)。とにかく絵が丁寧ですごくて、作家さんの「好き」がビシビシ感じられました。生身で砲弾をぶっ飛ばす、ニーハイ・ミニスカのお姉さんが超かっこよかった!
【二十日間の王(準備号)/龍&スフィア】
 美しく挑発的な王と、彼に篭絡される(らしい)たくましい護衛兵士の出会いを描いた4ページ。ファンタジーBLは王道ですね! タイトルも意味深だし、本編が気になります。
【道草画報 あといっぽのおつとめ号/燐灯舎】
 短編が3本掲載されていますが、どのお話も「ぐるぐるまわって考え込んで解決が難しいこと」のその途中の「ぐるぐる」を大切に描いているような気がします。同じことを考えたな、と思ったら全然違ったり。こどもの気持ちは難しいですね。
【道草画報 9/燐灯舎】
 作品の切れ目がわかりづらくて少し読みづらいかもしれませんが、神話だったり、昔話であったり、言い伝えであったり、それを語る人であったり、それらにかすめ取られていく人でああったり、不思議な体験の集合体の本です。
【道草画報 9.5/燐灯舎】
 民話を研究している先生が遠野で研究の先で気付いた、気付かされた、あるいは森の中のその人たちと会話して得た「真実」の話、でしょうか。私には難しかったけれど、隣にある気配には怯え憧れ生きていると思います。
【しゅうてんのふたり 番外編「…」/琉璃色クリエイション】
 海水浴に行ったことがないという話を聞いて、突発的に海へ! ビーチでのウキウキキャッキャな様子、夏を満喫してますねー。
【白と黒のキマイラ/れっせぱっせ】
 獣人さんのアクションが上下左右にバキバキ決まってかっこいい漫画です。え、でも、いきなりラブ入っちゃう!?ってドキドキしました。そういうの、好き、です。
【白と黒のキマイラ2/れっせぱっせ】
 あとがきで性癖の押し売りみたいな内容と書かれていますので、獣人少女、眼帯おじさん、中華アクション好きな人は是非。2卷からでも全然楽しめますが、おじさんの本性は2巻では出てこなくて残念!
【安積開拓物語 六/LAWLESSMAN】
 郡山のことはよく知らないのですが、大久保利通なんだ?と思いながら読んだら、こんな風に(安積疏水に)絡んでたんだと知り面白かったです。明治って大変…。
【いなかのしろうさぎ/驢馬舎】
 山形県の地名にまつわる昔話をもとにした白兎と白狐の会話が面白かった。あちこちの地名にも由来があるんだろうなぁと思いながら読みました。こういうお話、結構好きです。